地球温暖化 シリーズ地球と人間の環境を考える01 伊藤公紀
日本評論社 ISBN4-535-04821-5 1,600円
目次
はしがき
1章 地球温暖化問題ってなんだろう?
2章 地球温暖化について
3章 新聞記者との対話−太陽の気候影響
4章 有人と学生の会話−環境政策、環境技術
終章 娘と友人と一緒に−後悔しない政策、厚生経済学
あとがき
問題意識は私と似ている。つまり、本当に地球は温暖化に向かっているのか、向かっているとして、真犯人は人類が排出している二酸化炭素か、という点である。結論的には、筆者が想定している太陽の活動変化ということも含めて、まだ本当はよくわかっていないと思う。
二酸化炭素排出削減を錦の御旗にした、原子力開発に対する疑問・反論はそのとおりだと思う。原子炉の廃炉、放射性廃棄物の処理にかかるコストの他、事故が起きたときの保障・保険なども考えなくてはならないから。
「いずれにせよ後悔しない対策」にからんで、「善き生」を考えなくてはならないということも述べられている。
シリーズ 地球と人間を考える
01 地球温暖化
02 ダイオキシン
03 酸性雨
04 環境ホルモン
05 エネルギー
06 リサイクル
2003年4月記