2012年11月2日、奥多摩の鶏冠山に行ってきました。この日は新しく購入したレンズの試運転でした。
朝4時半前に自宅を出発。近くのコンビニで食糧をゲットし、中央道を勝沼ICで降り、国道411号(青梅街道)の最高点柳沢峠(1472m)を目指します。空も明るくなった6時10分頃峠に到着しました。峠の茶屋の横では、すでに何人かがカメラを構えて富士山を狙っています。確かに富士山撮影の絶好ポイント、朝日を浴びた富士山がきれいに見えました。
6時半ころ出発。峠の脇に登山道入り口があります。このあたりは山梨県ですが、東京都の水源(多摩川の水源)の森林なので、登山道も東京都の水道局が管理しているようです。登山道の他、森林をめぐる散策路もできていました。梅の木尾根の分岐でその散策路を少し寄り道をして、多摩川源流の山々の展望台に寄ってみます。確かに素晴らしい。何か物音がします。シカかカモシカでしょう。クマかもしれない?
登山道に戻り六本木峠を目指します。六本木峠は丸川峠を経て大菩薩に至る道との分岐になります。峠からしばらく行くと林道と交差します。その少し手前にカモシカがいました(写真は撮れませんでした)。林道を横切り、少し行くと横手山峠、峠の少し手前には黒川金山跡に行く路と分岐、峠にはハンノキ尾根経由で落合集落に行く路が分岐します。ここまではたいしたアップダウンはあまりなかったのですが、ここからは少し急な上りになります。とはいっても他の山と比べれば楽な上りです。途中、木々の間から富士山が見えます。
鶏冠山(黒川山)と標識が出ているところは峠です。この付近は、名前が少し混乱しているようです。見晴台と鶏冠神社(こちらが鶏冠山?)への分岐です。標識には手書きで1710mとあります。でも、三角点はここから少し登ったところ、見晴台への路の途中にあります。まず、見晴台を目指します。三角点まで少し上り、あとは尾根を少し歩くと岩が露出した展望台に出ます。8時20分ころでした。素晴らしい。国土地理院の地形図では1716mという所だと思います。南に大菩薩と富士山、西に南アルプスの山々、さらに奥の北アルプス方面は残念ながら雲がかかっていますが、北には多摩川水源の山々、さらに秩父山系の山々がすべて見えます。
しばらく大展望を楽しんだあと、標識まで戻って鶏冠神社(鶏冠山)を目指します。落合集落への分岐を過ぎたところから岩稜登りとなります。まず稜線伝いに登る道と巻き道に分かれますが、どちらも大変です。行きはまっすぐ、帰りは巻き道にしました。まっすぐ登る道も、小ピークを越えて少し行くと巻き道と合流し、神社直下は左から巻き込むように登ります。ここは見晴台ほどすごくはありませんが、見晴台からは見えなかった東側の展望が得られます。ただ、少しもやっていて都心の高層ビル群は霞んでいました。
帰りは上ってきた道を引き返します。六本木峠を越え、柳沢峠に近づいたあたりから登山者が何組か登ってきました。土休日のみ、一日2便ある塩山発落合行きのバス(行き塩山発8:00、柳沢峠9:20、帰り柳沢峠発15:40塩山16:30)というバスを利用しているようです。11時ころ、峠の駐車場に戻りました。鶏冠神社(鶏冠山)の登り以外はのんびりと歩けて、見晴台で素晴らしい展望が得られるコースでした。
峠の茶屋で山菜そばを食べたあと、帰りは一ノ瀬林道に寄り道をして、さらに奥多摩周遊道路経由で五日市に出て、五日市の蔵元野崎酒造で何種類かの「喜正」をゲットして帰宅しました。
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朝日を浴びる富士山です。 | 柳沢峠の登山道入り口。 | 散策路の案内板。 | 多摩川源流の山々。案内図はこちら。 | 多摩川の水源の山、笠取山。 |
気温はちょうど0℃でした。 | 落ち葉の登山道。 | カエデの紅葉。 | 桟道です。 | 林道を横切ります。 |
木々の間から見える富士山。 | 鶏冠山(黒川山)の標識。 | 黒川山の三角点。ここが1710mでしょう。 | 見晴台から見る大菩薩と富士山。 | 南アルプスの山々。主峰の赤石岳・荒川岳から間ノ岳まで。途中塩見岳が少し頭を出しています。赤石岳と荒川岳の拡大はこちら。 |
白根三山から仙丈岳、甲斐駒、鳳凰三山。白根三山の拡大はこちら。甲斐駒と仙丈岳の拡大はこちら。 | 多摩川源流の山々。左少し奥に見えるのが笠取山、その右のピークが唐松尾。 | 遙か下に見える青梅街道沿いの落合集落。 | 中央に一ノ瀬集落、上の林道が一ノ瀬林道。中央少し左、奥まって見えるのが笠取山です。 | 巻き道(左)と直登(右)の分岐。 |
鶏冠神社への登り。 | 鶏冠神社から大菩薩と富士山。 | 鶏冠神社(鶏冠山)。 | 紅葉や黄葉を愉しみながら歩きます。 | ここは黄葉。もう柳沢峠はすぐそこです。 |
2012年11月記