2009年11月6日、多摩川の源流、笠取山に行ってきました。前回の笠取山はこちら。
3時半ころ自宅を出て、近くのコンビニで食糧を調達してから、中央道経由、勝沼IC側で降り、柳澤峠をを越えて少し降りたところから一ノ瀬高原の作場平駐車場を目指します。
身支度をして出発したのが、6時20分。前回と同じく急坂という一休坂を通らずに、ヤブ沢峠経由で笠取小屋を目指します。ヤブ沢峠は7時半。ここらか車も通れる斉木林道になります。実際、笠取小屋近くのトイレの改修に車が入っているようです。笠取小屋はパスして、笠取山を目指します。小さなピークが多摩川・荒川・富士川の三つの川の分水嶺になります(小さな分水嶺)。展望のいい場所ですが、笠取山の登山路がすごい急登ということもわかってしまいます。
やっとの思いで笠取山の「頂上」(山梨百名山の道標がありますが、本当の頂上はもう少し行ったところ)にたどり着いたのは8時35分。展望が素晴らしい。20分ほど展望を楽しみます。登ってきた道は降りずに、唐松尾方面に尾根伝いに少し行くと本当の頂上(1953m)です。ここは木に囲まれていますが、富士山側は展望が開けています。このまま進んで下ると唐松尾からの縦走路に降りることができます。こちら側を降りた方が、登ってきた道を降りるより膝の負担が少ないでしょう。
水干(みずひ)側に回り込んで、多摩川の源頭である水干を見に行きます。多摩川はここに発し、河口まで138kmの流れになります。近くには立派な椅子とテーブルも用意されています。ただこの水干は水がしみ出しているだけという感じで、実際の流れはここから60mほど下ったところにあります。整備された道を下って、見に行って来ました。
元に戻って、笠取小屋へ。トイレの改修の工事をしていて、笠取小屋は作業員の休憩場所として使われていました。ここから一休坂を下ることになります。最初は沢沿い、後は沢を離れて下っていきます。案内板にあるような急坂ではありません。駐車場の戻ったのは12時ころ、5時間40分ほどの行程でした。山中では二人にしか出会いませんでしたが(駐車場に戻る寸前に団体さんとすれ違いました)、駐車場には何台かの車が止まっていました。
車で犬切峠側に少し戻り、展望台に車を止め、お湯を沸かしてカップラーメンの昼食にしました。この展望台からは奥多摩の最奥部の山々を眺めることができます。展望を楽しんだあと元に戻り、紅葉が素晴らしい一ノ瀬林道(すっかり舗装されています)の一ノ瀬集落を通過して、青梅街道に出ました。帰りは吉野街道(定番、紅梅苑でお土産をゲットして)−滝山街道経由で八王子ICから中央高速に乗って帰宅しました。
2009年11月記
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笠取小屋。 | 小さな分水嶺から雁峠の方を見ます。 | 笠取山への道。 | 頂上からの富士山。拡大はこちら。もっと拡大はこちら。三つ峠の拡大はこちら。 | 奥秩父の山(左が乾徳山)。後ろは南アルプス。 |
南アルプス北岳と間ノ岳。鳳凰三山と北岳はこちら。 | 赤石岳(左)と悪沢岳(右)。 | 小さい分水嶺を見下ろします。拡大はこちら。全体はこちら。 | 国師岳・奥千丈岳方面。 | 多摩川の源頭・水干。 |
多摩川の流れが始まっているところ。 | 笠取小屋から少しくだったところ。きれいな沢の水。 | 晩秋の感じがする下山道(一休坂)。巨大なミズナラはこちら。 | まだ少し葉を残しているカラマツ。 | 展望台からの笠取山。拡大はこちら。唐松尾と飛龍。一ノ瀬集落。 |