この日は成都に戻る日です。朝から晴れています。9時にホテルを出発。
途中のチベット族の村に飛び込み、アポなしで見学することに。家々の大きさばかりか、最新の電気製品が並んでいるのにびっくり。豊かなうちが多い村のようです。それでもとくに観光業に携わっているということでもなく、牧畜がメインの収入源だそうです。
空港に向かう途中、草原や山々、玉翠峰(ぎょくすいほう、5160m)を見たりしました。昼食は11時15分ころ、黄龍(こうりゅう)と九寨溝(きゅうさいこう)の分岐の街、川主寺(せんしゅじ)でとりました。大きなレストランで敷地内におみやげ物屋さんがたくさんあります。食後、レストランの敷地を抜け出し街を探検。もちろん街のおみやげ物屋さん、雑貨屋さんで、畳渓海子でゲットし損なった毛沢東−劉少奇が並んでいる絵皿を探すためです。残念ながら、毛沢東−林彪ばかりでした。
空港は13時半ころに到着。九龍黄龍空港は、中国で2番目に標高の高いところにある空港だそうです(第1位はラサ空港)。中国は荷物の重さに異常に厳しい。(エコノミーは)20kgを越えないようにしなくてはなりません。15時5分に飛び立ち、15時40分には成都に到着。すいていたので勝手に窓際の席を確保したのですが、あいにく私が座った方は四姑娘山(すーくーにゃんさん)を見ることができませんでした。
成都は久しぶりの低地です。暑い。ホテルで少し休んだ後、薬膳料理を食べに出かけます。品数18品、そのうちスープが5種類くらいありました。強い薬膳酒をたくさん飲んだためかもしれませんが、確かに体が温まります。毎日食べていると効果があるのかな。
食後は川劇(せんげき)の見学。劇といっても長いストーリーがあるわけではなく、寄席で落語の合間に行われる音曲(おんぎょく)や奇術・曲芸というものです。おもしろい。奥さんに難題をふっかけられた旦那さんが頭の上に載せた火のついたお皿を微妙な動作で移動していくもの、両手の影絵、足でいろいろなものを回す芸、一瞬にして顔の面が変わるものなどが演目です。
22時ころにホテルに戻りました。明日早くにホテルを出なくてならないので、重量を気にしながら荷造りを始めます。それにしても、預けるスーツケースの重量だけを厳重にしても、手荷物の重さを量らない、あるいは体重はどうでもいいというのは、あまり科学的ではありません。
泊まったホテルは、初日と同じホテルです。例により、フロントで保証金(今度は市内だけといったら保証金は100元だった)を払い、部屋に戻ってモデム経由でインターネット接続をしようとして、改めてTVの横を見てみたらLANケーブルが出ています。試しに持参したパソコンのLANポートにつないだら、あっさりインターネットに接続できました。なぁ〜んだ。ホテルの外は光かADSLかはわかりませんが、電話回線でつなぐよりははるかに高速、あまりストレスなくWebも閲覧できました。翌日保証金で精算、こちらももちろんタダでした。
成都が大都会だとは知っていましたが、近代的な街になっているのにはびっくりしました。
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久しぶりの青空。ホテル入り口にはパンダマーク。 | チベット族の村。偏光フィルター使用。 | 軒下には毛沢東と周恩来の写真があった。 | 草原と山々。 | 玉翠峰(5160m)。 |
川主寺のおみやげ屋さん街。 | この飛行機で成都に向かいます。 | 成都の街を走るパンダタクシー。 | 川劇。奥さんに難題をふっかけられている。 | 人ばかりではなく、後ろの人形の顔も一瞬で変わる。 |