中国四川省(7月21日)

 今日は成都まで。

 早朝の直行のリムジンバスで成田へ向かいます。この時間帯なら渋滞のおそれはほとんどないので、乗り換えのないリムジンバスは便利です。 

 飛行機は定刻の10時より30分ほど遅れて出発。進行方向右の窓際の座席です。晴れてはいるのですが、少し空気がもやっていて視界はあまりよくありません。それでも、南アルプス上空を通過するときは、北の甲斐駒ヶ岳から南の聖・光岳までの南アルプスがよく見えました。飛行機はボーイング767、2-3-2の座席配列です。

 広州国際空港までは約4時間のフライト。このくらいなら狭い機内も我慢できます。広州国際空港は広く、近代的な空港でした。荷物もすぐに出てきます。いったん、国内線をチェックイン(国内線もパスポートが必要、観光地の入場j時もそうらしいです)してから、空港内で元に両替です。どのくらい必要なのかよくわかりません。食事の心配はないし、都会を旅行するわけでもないので、最低の雑費として2週間で5,000円くらいがデフォルトのようです。私はビール、おみやげ、さらに電話代(これが怖い)のために、2万円を両替しました。あと今回のコースでは、成都でしか両替できないようです。1元が13円くらいです。ドルとのレートを変更するというニュースが飛び込んできました。

 それなりに忙しく、あっという間に成都行きの飛行機に乗り込みます。こちらは2時間ほどのフライト。それでも機内食が出ます。成都の空港も立派な空港でした。成都は人口800万人の巨大都市らしいです。まず、四川料理のレストランに直行。本格的な辛い四川料理のテーブルと、マイルドなテーブルに分かれます。私はマイルドのほうに座り、少し辛い方も食べました。1回だけ、それも少しだけならいいのですが、辛さと油っこさが続くとどうでしょう。

 ホテルは岷山(みんざん)ホテルという、近代的で立派なホテルでした。

 広州と成都は都会なので、街の人々もかつての「人民中国」の名残を見つけることはできません。街を走る車も、新しくきれいなものがほとんどです。いろいろな表示や宣伝の看板の漢字が略字体(簡体字)になっているのでようやく中国とわかりますが、そうでないともう日本と同じです。

 ネット接続は少し苦労しましたが、何とか初日はホテルの部屋から接続することができました。外線電話を利用するには保証金(200元、これは国際電話のときの保証金)が必要です。

 なお、成都のホテルのTVではNHKのBS2が受信できました。

(後記) 他の街のホテルでは日本の放送は受信できませんでした。しかし街ばかりではなく、田舎でもほとんどの家には直径2mくらいの大きなパラボラアンテナが設置されています。こんなに広い国ですから、放送塔から発信するよりも通信衛星の方が合理的なことはわかります。だが、各家々にそれら機材をを購入するだけの収入があるのか、あるいはこうした機器の購入には補助金が出るのかわかりません。中国ではTVばかりではなく、すべてのマスメディアは政府の管轄下にあるわけで、たくさんある放送局(チャンネル)の内容も政府の政策に沿ったものなばかりです(でも実際にTVを見てみるとこうしたものはあまりなく、ほとんどが当たり障りのない“娯楽”番組、一種の愚民政策というときついだろうか、日本も同じようなものだが)。ですから、各家庭にTVを普及させることは政府としても必要なことだと思います。

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成田空港を飛び立つ。 南アルプスの主峰が眼下に見える。 第1回目の機内食。 高度が1万mを超えると、成層圏の青さがわかる。 広州国際空港の、国内線搭乗口付近。
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中国国内線の機内食。 夕食を食べたレストラン。 夕食はもちろん四川料理。 レストランの外は、屋台利用の人たち用のテーブルが並んでいる。 12階のホテルの部屋から外を見る。

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