2016年10月15日、奥多摩の大岳山に行ってきました。2009年10月9日はこちら、2011年5月15日はこちら。2014年6月1日はこちら。2015年12月99日はこちら。
立川駅7時44分発武蔵五日市行きの電車で武蔵五日市へ、五日市から上養沢行きのバスで大岳鍾乳洞まで行きます。上養沢行きのバスは午前の7時、8時台、午後の17時、18時台に1本ずつなので、これに合わせるしかありません。土日は7時1分、8時22分です。この8時22分のバスに乗りました。このバスに乗る客(ほとんどが登山者)が大勢だったので、増便1台が出ました。本便も増便も小さなバスで2台とも満員です。
大岳鍾乳洞入り口(養沢神社)まではバスで40分ほどです。ここから大岳山へはサルギ尾根(高岩山)経由と、大岳鍾乳洞経由の二つのルートがあります。この日は、サルギ尾根にしました。9時に出発。サルギ尾根は養沢神社の右横から入ります。いきなり、あり得ない急登になります。頑張って登ってやっと高岩山(920m)です。ここは展望がないので素通りして、上高岩山の展望台を目指します。急登は続きます。途中下山してくる登山者とすれ違いました。下山も大変なルートだと思います。
11時15分に新高岩山の展望台に到着です。ここは四阿兼展望台が設置されています。先に親子4人(両親と女の子2人)のグループがくつろいでいました。お腹がすいたのでのこちらも食事。今日もカップラーメンです。食事しているうちに、芥場(あくば)峠の方から女性二人組もやってきて、ビール付きの豪華な食事が始まりました。快晴なのですが、関東平野はスモッグに覆われて都心はまったく見えませんでした。それでも、近くは非常によく見えます。大岳山荘は見えませんが、その下の宗教施設(?)は見えました。
11時40分に出発。ここまで登って来てしまえば、あとの急登は大岳山直下のみとなります。展望台を出てすぐの所、登山道から少しだけはずれたところが上高岩山らしいです。ここからロックガーデンに直接降りることもできますが、大変な難所です。かつて一度ここを降りましたが大変でした。
芥場峠へは尾根道と巻き道があります。巻き道をとりました。芥場峠でメインの登山道と合流します。ここからは大勢の登山者と会うことになります。大岳山荘までは、急な登りもない道です。ただ、途中で「滑落注意」の看板があったりもします。かつて事故が起きたのでしょう。
休業して久し、いまは廃墟になりかけている大岳山荘から大岳山までは岩場もある急登です。でも短い、頑張って登ると1266.5m頂上です。頂上は12時50分。この日は標高差約900mを登ってきたことになります。人気の山だけあって、頂上には大勢の人がいました。
頂上で記念写真を撮ろうとしている老人二人組をよく見てみたら、もと同僚でした。こんなところで突然出会うとはと、お互いにビックリしました。3人で記念写真を撮ったり、近況報告、連絡先を交わして別れます。彼らはケーブルカーを使って登り、鋸岳を経由して奥多摩駅に降りるそうです。老人二人組と同年齢ですから、自分自身もあのような老人だと再確認・再認識しました。
写真などを撮ったあと、13時10分、下山を開始しました。大岳山荘までの岩場では、ところどころで渋滞になっていました。大岳山荘まで降りれば、あとは緩い下りで芥場峠まで。峠から沢までは少し急なつづら折れの道。ここを降りきればまた平坦な道、所により少し下りという感じでです。こうした道が長尾平入り口から御嶽神社の階段下まで続きます。
ここから御岳登山鉄道(ケーブルカー)までは舗装路の下り。これがつらい。15分ほど続きます。途中、かつての分校を利用したビジターセンターに寄って、花の名前を記したパンフレットをもらいました。センターの職員が子供相手にコウガイビルがミミズを食べるところを見せていました。
ケーブルカーの駅に着いたのは15時20分でした。この日は大勢の人が来ているために、ケーブルカーは短い時間間隔での運転です。ケーブルカー下の滝本駅からのバスの連絡もうまくいったのですが、わずかの差で15時42分の中央線直通のホリデー快速には間に合いませんでした。
恒例の玉川屋でも食事もしないで、次の16時6分青梅行きに乗り、さらにいくつか乗り換えて家に戻ったのは18時半くらいでした。この日は一日中快晴、標高差900mをクリアできたのでいい日になりました。
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この日の行程です。上の図をクリックするとgoogle earth上で行程をご覧いただけます。行程の上で右クリックして得られるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、図のような行程の断面図が得られます。 |
2016年10月記