2015年12月9日、奥多摩の大岳山に行ってきました。2009年10月9日はこちら、2011年5月15日はこちら。2014年6月1日はこちら。
自宅近くの駅の始発電車に乗ると、立川駅発6時10分の奥多摩行きに乗ることができ、JR青梅線御岳駅には7時過ぎに着き、7時30分の御嶽山ケーブルカー下行きに間に合います。バスを待つ間に身支度を調えます。ケーブルカーは標高407mの滝本駅と、標高831mの御岳山駅を約6分で結びます。このケーブルカーは上の集落(宿坊やお土産屋さん)の子供達の通学の足でもあるのですが、2016年1月18日〜3月31日まで巻き上げ施設更新のために運休になります。その間子供達の通学が大変です。
8時10分ころ出発。御嶽神社までは舗装路、これが結構きつい。御嶽神社への階段の途中から大岳山方面に分岐する道があるので、そちらに入ります。長尾平直後くらいに、奥の院への分岐があります。まず奥の院を目指します。奥の院へは急登の連続、途中鎖を掛けた場所もあります。誰も来ない道かと思っていたのですが後ろから鈴の音、たしかに5月1日にクマが出たという道です。奥の院からさらに少し登って頂上へ。苦労した割には展望はありません。すぐに鍋割山に向かって降りることにします。初めは急降下、でも鞍部まで降りてしまえばあとは稜線の緩い登りです。
鍋割山のそのまま通過、大岳さんへのメインルートと合流します。合流点は芥場峠の少し上になります。すなわちこのルートを使うと芥場峠の登りを回避できます。まあ、奥の院への急登があったので当然です。このルートは年々危険になっているようで、「滑落注意」の看板や鎖場が増えている気がします。大岳山荘までの道そのものはそれほど急登ではありません。
営業を辞めてからかなりの年月がたった大岳山荘はまるで廃墟のようです。横の宗教施設(?)も同様です。大岳山荘から頂上までは急登、最後のがんばりどころです。この登りに約20分かかり、頂上(1266.5m)に着いたのは10時40分ころでした。さすが人気の山、すでに何人かの登山者がいて、このあとも続々と登ってきました。この日の展望は素晴らしい。少し空気が霞んでいますが南東から西側が開けてていて全部が見えます。おやつのカップラーメンができるまで、写真を撮ったたり、少しのんびりと過ごします。それでも、だんだん込んできたので11時10分下山を開始しました。
帰りはメインルートを辿ります。落ち葉の道で気持ちはいいのですが、ちょっと足がつらい。でもここを降りれば後はだいたい平坦な道になります。長尾平の分岐の少し先にある御嶽神社への近道を使って神社にも寄ってみました。拝殿は改修工事中でした。裏にもたくさんの神社があり、一番奥が大口真神をまつっている社で、横に奥宮の遥拝所があります。
ここから、ケーブルカーの駅までの下りがすごくつらい。駅には13時15分ころ着きました。帰りのケーブルカーは13時45分。滝本からのバスは14時7分。例により玉川屋で打ち上げをしてから帰りました。
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ケーブルカーの終点御岳山駅横の展望台から都心方面を見ています。スモッグに覆われてスカイツリーなどは見えません。 | 奥の院です。まずここを目指します。 | 奥の院への分岐、左に「天狗の腰掛け杉」があるところです。 | 奥の院の鎖場。 | 奥の院。 |
奥の院頂上の大口真神社。後ろは大岳山。 | いったん急降下。 | 鍋割山山頂(1084m))。 | メインルートの鎖場です。 | これは昔からある鉄の階段。 |
頂上近くにあった霜柱。 | 大岳山への急登。 | 大岳山山頂からの富士山。 | 富士山のアップ。 | 丹沢の山々。 |
手前は御前山、三頭山、後ろは大菩薩。 | 雲取方面。 | 大岳山下の大口真神社の狛犬(狛狼?)。 | 大岳山荘の屋根。ベランダか見る東京の夜景が素晴らしい小屋でした。 | 鎖場です。 |
鍋割山から奥の院の稜線。 | 枯れ葉には霜が降りているようです。芥場峠付近。 | 長尾平分岐あたりで見たきれいな黄葉。 | 「裏道」を使って武蔵御嶽神社に出ます。 | 御嶽神社本殿。中はこうです。 |
遥拝所からみる奥の院(奥宮)。 | 大口真神社の狛狼。 | こちらは天瓊々杵命(あめのににぎのみこと)を祭る皇御孫命(すめみまのみことしゃ)の狛猪? | 神社から都心を見ます。やはりスモッグです。 | 天さる(1,460円)、生酒(澤乃井本醸生、780円)。太宰の色紙はこちら、店の外観はこちら。 |
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2015年12月記