黒岳−大蔵高丸

  2006年7月14日、甲州の黒岳−大蔵高丸に行ってきました。黒岳という山はたくさんあります。今回は河口湖北の黒岳ではなく、大菩薩から南に伸びる尾根筋上の山です。

 まだ夜も明けないころに自宅を出発。途中のコンビニで食糧&飲料をゲットして中央高速に。この時間帯はETC半額サービスがあります。大月ICで降りて、登山道入り口のある大峠(1560m)についたのは5時40分ころ。10数台くらいのスペースですが、車は私だけ。お湯を沸かしてコンビニでゲットしたおにぎり(2個)と味噌汁の朝食。おにぎりのもう一つはおやつ用。大峠は以前、雁ヶ腹摺山に登ったときにタクシーで来たところです。

 6時15分ころ出発。一部急登や降下もありますが樹林のなかの登山道です。30分くらい登ると、いきなり富士山方面の展望が開けたところに出ました。でも、また樹林のなかの登り道。ひたすら登って、牛奥の雁ヶ腹摺山からの道と合流すると間もなく黒岳です。7時40分に黒岳(1987.5m)に到着。木々におおわれているので展望はまったくありません。そのまま通過しました。

 尾根を少し南下すると、高原状のところ(白谷丸)に出ていきなり展望が開けます。富士山や南アルプス、八ヶ岳、奥秩父の山々がよく見えます。ここからは湯ノ沢峠(1652m)まで急降下。途中オダマキが咲いていました。左(東)側にガレ場がありますが、危険なところはありません。湯ノ沢峠は8時30分。

 湯ノ沢峠から少し登ると、高原状のお花畑みたいなところに出ます。ただし、花の種類や数はそれほど多くはありません。それでも高山植物保護のため、登山道の両側にはロープが張られています。大蔵高丸へはそれほどの急登はありません。大蔵高丸は9時10分。展望が素晴らしい。富士山だけではなく、甲府盆地をはさんで南アルプスもボリューム感を示しています。三脚を立てて写真を撮ります。

 9時30分に出発。車できている悲しさ、来た道を戻らなくてはなりません。ここはうまい周回ルートをつくれないのです。湯ノ沢峠に戻ったのは10時でした。少し登り返すと、オダマキがたくさん咲いています。急登を続け、白谷丸付近で踏跡をたどり、小さく開けたケルンがたくさんある展望スポットに行きます。おにぎりのおやつなどを食べてのんびりします。展望もいいけど(この時間になると雲が多くなってきました、雷鳴も聞こえます)、この付近は花も綺麗です。ウスユキソウ(エーデルワイス)も咲いていました。

 再び黒岳南の森に入ります。この辺は「黒岳の広葉樹林」ということで、<やまなしの森林百選>に選ばれています。黒岳に登り返したのは11時20分でした。ここはそのまま通過して、あとはひたすら下りました。大峠の駐車場に戻ったのは12時10分でした。

 帰りは真木小金沢林道を抜けて、奥多摩側の小菅に出ようかと思って大峠の反対側の林道(とはいっても片側2車線の舗装道路)に入り込みましたが、しばらく行くと工事中ということで通行止めでした。この付近まででも、東京の近くにこんなところが残っているのかという風景でした。ドライブだけでも楽しめそうなコースがうかがえました。

 仕方ないので、来た道を戻り、途中の談合坂SAで軽い食事をしたり、休んだりして帰りました。

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駐車場脇の登山道入り口 展望がない黒岳山頂(1987.5m) 白谷丸付近。左に帰りに休んだ展望スポットが見える。 大蔵高丸にて 甲府盆地をはさんで南アルプス赤石岳方面
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富士山だけに雲(偏光フィルター使用) 湯ノ沢峠のお花畑。背景は白谷丸。 オダマキ ウスユキソウ 黒岳の広葉樹林

2006年7月記

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