2003年11月23日(日)、ネーミングに惹かれて雁ヶ腹摺山に行ってきました。おなじみの、JR中央本線高尾駅6時15分発松本行きの普通列車です。10分後に大月行きが出るのですが、こちらはベンチシートの電車、6時15分発はボックスシートの列車です。せっかくなら断然こちらがいいですから、乗り換えはあわただしいのですが、こちらにします。天気はいいのに、なんだか電車は空いていました。前回の2日〜3日の連休の時は混んでいたのに。
ということで、7時ころ着いた大月駅でタクシーの相乗りの相棒を見つけようとしたのですが、誰もいません。仕方ないので大峠まで一人、約6,500円(;.;)。すでに駐車場は車で溢れていました。この先の真木小金沢林道は2003年3月16日まで通行止めのようです。
7時半ころ、大峠(1,560m)を出発。もう上から降りてくる人たち数人とすれ違いました。登山ではなく、朝日を浴びる富士の撮影が目的のカメラマンたちのようです。頂上に近づくと、大勢のカメラマンがいました。全部で10名くらいでしょうか。頂上(1,874m)には8時10分ころ到着。この頂上は旧500円札の富士山撮影の地ということらしいです。頂上は富士山方向だけ視界が開けています。私も記念写真を撮ったりします。8時半ころから降り始めます。頂上直下に、南アルプスの赤石岳−聖岳方面が見える場所もありました。
金山鉱泉を目指します。まず姥子山です。少しは急な下りもありますが、だいたいのんびりした落ち葉の山道です。途中で分岐がありますが、いずれも姥子山・金山峠(片方は(金山峠))です。左を選びました。いったん林道(奈良子林道)まで降りて、そこを横切り姥子山に登ります。西峰・東峰に別れています。9時半ころ東峰(1,500m)に到着。東峰は岩峰で展望に優れています。展望を楽しんだり、写真を撮ったり、おにぎりを食べたりして過ごします。
そろそろ人の気配がしてきたので下山開始、林道まで戻ります。林道を左にとってしばらく行くと、金山峠への山道の入り口があります。先ほどの分岐を来るとここに出ます。高校山岳部らしいパーティ(教員2人+部員3人)が休んでいました。ここからもしばらくは気持ちのいい下り道です。本を読みながら登ってくる優雅な人もいました。急降下になるとまたいったん林道に出ます。林道を左にとって10分ほど歩くと百軒干場、ここからまた山道に入って登るとわりとすぐに金山峠です。11時ころでした。地図では大岱山へ向かってから降りるようですが(本当はこちらが正解らしい)、道標ではここから降りるようになっています。道標に従って急降下。かなり下ると沢に出て、ここからまた沢沿いの気持ちのいい道になります。木橋や、木橋がないところは適当に沢と横切ってのんびり歩きます。
最後に堰堤を高巻きするようなきわどい道を我慢して登ると(ここがきわどい)、林道の終点に出ます。このへんの高さでは、まだ黄葉が真っ盛りです。この林道をしばらく下ると、信玄の隠し湯の一つという金山鉱泉(山口館)に出ます。12時ころになっていました。ここでタクシーを呼んで、きょうの山行は終わりました。約4時間半の行程で、下りの多いコースだったのですが疲れました。ちょっと体調が悪かったみたいです。
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2003年11月記