この日は7時30分にホテルを出発。まず初期人類(アウストラルピテクス)の遺跡、つまり人類のゆりかごであるスタークフォンテン洞窟を訪れます。洞窟に近づくと、たくさんの自転車。南アフリカではサイクリングがメジャーな趣味だそうです。
洞窟に入るにはヘルメットが必需品(貸し出し)、まず生命−人類の歴史を説明した博物館、博物館を通り抜け洞窟までの道の両側にも解説版がありました。そして洞窟の入り口近くには、なんとアナレンマを利用した日時計までもありました。これらは帰りにゆっくりと見ることにします。
洞窟の入り口近くから初期人類化石が出てきたようです。洞窟はさらに奥に続き、確かにヘルメットが必要なほど狭い場所も通過します。だんだん下に下がり最後に地底湖、そこからまただんだん上に登り入り口とは別な出口に出ました。このあたりでもアウトラピテクスの化石が出たようです。そのあたりを周回して、“人類のゆりかご”の地を望みます。
帰りには実際にアナレンマを利用した日時計を試してみました。なお、アナレンマについてはこちらの「用語と舗装説明」を参照。アナレンマにこんな使い方があると、ちょっと感激。帰り道は道の両側にある説明版の写真を撮りながら戻りました。また、博物館に再入場して写真を撮りました。洞窟の見学後、ケープタウンに飛ぶために空港に向かいます。
ケープタウンには12時40発ブリティッシュ航空BA6417便です。2時間10分の飛行でケープタウンに到着します。ケープタウンではテーブルマウンテンの南側の麓にあるカーステンボッシュ植物園の見学です。ケープ半島は狭いにもかかわらず、世界に6つしかない植物区系の一つケープ諸物区(系)という特異な植物相のところです。ケープ植物区保護地域群という世界遺産にもなっています。アフリカ大陸の0.5%でしかない地域にアフリカ大陸の2割の植物、さらに5000種を超える固有種があるということです。植物園では、マンデラさんを記念したマンデラズゴールド、南アフリカの国花プロティア、また日本から送られたクスノキ(楠)などたくさんの植物が見られます。さらに、木々の間の上空を歩けるキャノピー・ウォークもあります。
ホテルに入り夕食。これでこの日の日程を終えました。
左の画像をクリックすると、南半球ヨハネスブルグでの洗面所の排水口の渦巻きの向きが、左巻きも右巻きもあるという動画をご覧いただけます。
つまり、たとえば北半球の低気圧はコリオリの力によって必ず左巻きになますが、この程度の大きさのスケールではコリオリの力は効かないということがわかります。詳しくは、こちらを参照。 |