クチ地下トンネル。フエへ。
この日は9時ホテルを出発。クチ地下トントルを目指します。クチトンネルは、ベトナム戦争時代、解放戦線が縦横無尽に作った地下トンネルの一部で、政府が観光用に整備しています。ベトナム戦争当時の戦跡を利用したテーマ・パークというところでしょうか。やはり、戦争はいくら武器が優れていても、民衆の支持がなければその支配は最大でも表面的なものにしかすぎないのだということがわかります。
いわゆる「ベトナム解放」のとき(1975年)、私はベトナムの人たちはこれからはまた別の新しい軛につながれることになるのかと思いました(当時は、まだソ連があった時代)。でも、ベトナムは中国との熾烈な争いもあり(1979年の中越戦争、ケ小平は「懲罰」といっていた)、相対的に独自路線をとるようになった(1996年からのドイモイ政策)をとるようになったみたいです。ホーチミン市など、ブランド品のお店や町中の広告など、とても社会主義国とは思えないほどです。もっとも、だから貧富の差が大きくなってしまうという、矛盾が生じます。難しいものだと思います。
見学コースの最後が、実際の地下トンネルの見学です。25m、50m、75m、そして100mの長さを自分で選び、係員の誘導で通過します。一番長い100mのコースにしました。とても狭く、中には通過がやっという場所もあります。これでも、観光用に少し広げたそうです。大柄なアメリカ兵ではとても通過できないでしょう。至る所にトラップもあるわけだし。中はもちろん真っ暗、係員の懐中電灯が頼りです。自分のものを持ってくればよかった。何しろ係員はとても速く移動するので、あとをついて行くのが大変です。 地下トンネルを抜けたところで、タロイモとお茶のサービスがあります。おいしい。
ホーチミンに戻り、昨日の夕食を食べたのと同じ店(フォー24)でフォーの昼食。食後、近くにある国営百貨店をのぞきます。1階はブランド品のお店ですが、2階や3階は日常品のお店やおみやげ屋さん、スーパーマーケットもあります。
ホテルに戻って少し休んだあと空港へ。17時発のフエ行き、エアバスA321、3-3の座席配置、ほぼ満席でした。フエまでの飛行時間は1時間半もかかりません。フエの宿(アジア・ホテル)は空港から20分ほど、近くにレストランがたくさんある地区でした。
少し休んでから、現時ガイドさんおすすめのレストラン(ホテルの斜め前)に入ろうとしたら、何か宴会をやっているようで騒々しい。近くの別のお店で、海鮮鍋やフォーを食べました。食後、川縁などを散歩してから帰りました。
写真はクリックすると拡大します。戻るときはブラウザの“戻る”ボタンをご利用ください。
サイゴン川の夜明け。 | 朝食。うどんとオムレツを作ってもらいました。 | まずビデクチトンネルの歴史と概要を知ります。地下トンネル説明図の拡大はこちら。 | 落とし穴の実演をしています。落ちるとこのように。 | これが地下トンネルの入り口です。入ってしまうとこの通り。 |
戦車をぶんどりました。 | 武器工場です。 | 狙撃兵になってみました。これは別料金、ライフル(M16?)の弾10発で360,000ドン(約1,800円)。 | 武器の残骸を利用して作ったおみやげ。 | タイヤを利用して草履を作っています。 |
トンネルの内部です。立って歩くことはできません。また、幅も狭いところもあり、太めの人は難しい? | 台所。煙はかなり離れたところに、薄まって出るようになっています。 | お疲れ様。タロイモのサービズ。 | 国営百貨店の中です。 | ホーチミン発フエ行きの飛行機。 |
地球影とビーナスの帯ですが、黒い筋が空に向かって伸びています。 | 花びらで歓迎されています。 | Hudaという地ビールです。 | 夕食を食べたレストラン。 | ホテルの前の通り。 |