この日は、2003年9月にオープンしたばかりという九寨溝(きゅうさいこう)の神仙池(しんせんち)地区へ。この日見た花はこちらをクリック。
ホテルを7時半に出発。トイレ休憩、燃料・水補給を入れながら九寨溝を目指します。途中、岷江(みんこう)源流というところを通ります。岷江は長江(ちょうこう、揚子江)の支流の中でも大きな方です。
神仙池のビジターセンター(コーヒーなどの飲み物無料サービスあり)に着いたのは10時50分。神仙池は新しいというばかりではなく、入場料も(中国人にとってはまだ)高いらしく、いれば圧倒される中国人団体客はほとんど来ていません。
神仙池の中では、チベット族の民族衣装(制服だそうです)を着た、じつは回族(かいぞく)の美人ガイド馬(ま、回族はイスラム教徒でモハメッド(ムハンマド)に因む“馬”という名字が多いという)さんが案内をします。彼女は四川大学の観光管理学科出身で、日本語もかなりのものです。本当は回族の馬さんですが、チベット民謡(Quick Timeの部屋へ)を歌ってくれました。
# 中国の少数民族についてはこちらを参照(中国政府の公式見解?)
まず神仙池の中のレストランで昼食。昼食後、13時半から神仙池探索開始。レストランからは電気自動車に乗って、探索路入り口まで。歩けるほどの近い距離。ここにもかご屋さんがいますが、黄龍(こうりゅう)みたいにしつこく迫ってきません。
花が咲いて枯れてしまった竹の間の木道を少し登っていくと、幅の広い滝になっている水帝洞(すいていどう)があります。さらに少し登ると神泉(しんせん)という泉、またこのあたりは金銀灘(きんぎんなだ)という地帯です。黄色い石灰岩の緩い斜面を水が流れ、数cmから数10cmの小さな棚・プールをたくさん作っています。
次が瑶池(ようち)、黄龍のようです。このあたりにはアカカバがたくさんあります(シラカバも少しあります)。そして青龍海(せいりゅうかい)、黄色い龍が池の中を横たわっているそうです。その上が蓮台彩池(れんだいさいち)です。この池の底の沈んだ木の枝や葉のまわりには、石灰分の沈着が見られます。金銀灘のような小さな棚・プールも見られます。さらに仙女が沐浴をしたという仙女池(せんにょいけ)。そして最後の池、カエルがたくさんいるという神蛙池(しんあち)。確かにオタマジャクシはいました。神蛙池の水面は静かで、対岸を見ると鏡のように風景が水面に映っています。
散策路終点は模仙洞(もせんどう)というチベット仏教の祈りの場になっています。奥の小さな洞の上の岩はいわゆる男の子の子宝の岩だそうです。
帰りは来た道と反対側の道をとりました。全体として左回りに神仙池地区を歩いたことになります。ゆっくり見学しながら歩いて3時間ほどのコースでした。神仙池地区の下の方は黄龍に、上の方は九寨溝に似ていて、両方の良さを楽しめるところです。また、上に書いたように中国人だけでなく、日本人などの外国人観光客も少なく、ゆったりと楽しめます。ただ、規模はそれほど大きくはありません。
神仙池を出発したのは16時ころ。九寨溝のホテルに着いたのは18時50分ころでした。
九寨溝のホテルで、外線電話利用のためにフロントに保証金(このホテルは200元、1元は約13円)を払いにいったのですが、最初部屋からは外線電話は利用できないといわれて一悶着。部屋に置いてある案内ではできると書いてあるではないかとしつこく迫ったら、ようやく手続きをとってくれました。中国ではこういうところも交渉事かと、くだらないことでちょっとくたびれます。ただし、3泊してかなりネットにつないだのに、電話代はたったの1元。保証金で精算するときに、おまけしてくれました。つまりタダでインターネット接続ができました。
写真はクリックすると拡大します。戻るときはブラウザの“戻る”ボタンをご利用ください。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
水帝洞の黄色い石灰岩。石筍が発達している。 | 小さな棚・プールが見られる金銀灘。この表面を水が流れているが、写真ではよく見えない。 | 瑶池。黄色の石灰岩が黄龍のような光景を作る。 | アカカバ。シラカバもある。 | “く”の字型に水底を横たわっている龍が見える? |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
蓮台彩池の底には、石灰が木の枝などに沈着している。 | 蓮台彩池の全景。 | 仙女池。 | 神蛙池。水面が静かなので、鏡のようになっている。 | 終点の模仙洞。 |