大正デモクラシー 成田龍一 岩波新書新赤1045
ISBN978-4-00-431045-7 780円 2007年4月
目次
はじめに 帝国とデモクラシーのあいだ
第1章 民本主義と都市民衆
第2章 第一次世界大戦と社会の変容
第3章 米騒動・政党政治・改造の運動
第4章 植民地の光景
第5章 モダニズムの社会空間
第6章 恐慌下の既成政党と無産勢力
おわりに 「満州事変」前後
あとがき
参考文献
略年表
索引
日本の民主主義のあけぼのであると同時に敗北でもある大正デモクラシー。「国家」に「民衆」がいかに飲み込まれていったのか。だがこれは、大正時代の話ではないのかもしれない。今日も、ある明白な目的のために憲法改正を目論む勢力が増大しているし、それを公言する政治家が首相になっていることを許している。
シリーズ日本近現代史
(1) 幕末と維新
(2) 民権と憲法
(3) 日清・日露戦争
(4) 大正デモクラシー
(5) 満州事変から日中戦争へ
(6) アジア・太平洋戦争
(7) 占領と改革
(8) 高度成長
(9) ポスト戦後社会
(10) 日本の近現代史をどう見るか
2007年5月記