昼は雲の柱

昼は雲の柱 石黒耀 講談社
ISBN4-06-213705-4 2,000円 2006年11月

目次
第1章 覚醒
第2章 徐福伝説
第3章 カムイ・フチ
第4章 富士神の地
第5章 接近遭遇
第6章 神の名の下の不平等
第7章 暗転
第8章 神の御許へ
第9章 瑞光
第10章 噴火神降臨
第11章 夜は火の柱
第12章 首都震撼
第13章 二霊神復活
第14章 昼は雲の柱
エピローグ
解説 小山真人
著者あとがき

 富士山が大火砕流を起こしたらという想定のシミュレーション小説。火山学と神話学のうんちく小説でもある。娯楽本としてはおもしろい。

 火山噴火の様子は可能性があり得るが、それを取り巻く社会のシミュレートは?

 火山学の信憑性に比べ、筆者独自の解釈が入る神話の話は?

死都日本
震災列島
昼は雲の柱

2006年12月記

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