ギリシャ物語7日目(6月11日)

 イラクリオン考古学博物館〜クノッソス宮殿〜イラクリオン旧市街

 クルーズ船観光客と時差をもうけるために、午前中はホテル近くのスーパーマーケットや旧市街のお土産屋さん街を散策します。

 昼食時、ギリシャ名物という松ヤニが入ったワイン、レッチーナを頼んでみました。もともとはワイン壺の漏れを防ぐために蓋との間に塗ったのが、ワインに入り混んだというものらしいです。少しあるコールドが低い白ワイン、ちょっと変わった味でした。後日、アテネのお土産屋さんでゲットしました。

 昼食後、イクラリオン考古学博物館の見学。クノッソス宮殿の模型などが展示してあります。3階建て、一部4階建ての巨大な建造物、数多くの部屋が迷宮のようにつながっています。これがミノタウロスを閉じ込めたミノタウロス伝説を生んだと思われます。設計は伝説の名工ダイダロス(息子は太陽に近づきすぎたイカロス)。

 その後、本物のクノッソス宮殿へ。あまり保存状態は良くありません、さらに残念ながら、発掘に当たったシュリーマンの弟子アーサー・エヴァンスのサービス精神による、勝手な壁画復元図によって、世界遺産にはなれないそうです。見学後、ガイドさんに定番の質問、「ミノタウロスはこの宮殿のどこにいたのですが。」が出ました。本当にミノタウロスがいたら大変。もっとも、1年で少年少女7人ずつで満足していたなら小食。

 クレタ島を中心としたミノア文明は紀元前1600年頃突然衰退し(サントリニ火山噴火によるという説が有力)、その後ミケーネ文明に取って代わられることになります。

 遺跡見学中にスポーツサンダルが壊れるというトラブル。同行者(女性)の髪の毛をとめるゴムバンドで当座をしのぐことができました。

 ホテルに戻ったあと、夕食前に少し街を散策。さらに屋上のプールで少し泳いでみました。夕食後も街に出て、なんと街中にあったZARAでサンダルを買ったのでした。 

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2024年6月記

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