クロアチア・スロベニア

ドブロヴニク

 終日ドブロヴニク観光の日です。まず午前はドブロヴニク全体を見下ろせる標高415mのスルジ山へ。車でピレ門近くまで行き、狭く少し怖い車道を歩いてケーブルカー(ロープウェイ)乗り場に行きます。ゴンドラは32人乗り、9時発に乗りました。乗ってしまえば標高405mの山頂駅まで4分ほどです。この日は快晴、登るにつれて素晴らしい展望が開けてきます。しばらく山頂からの展望を楽しみます。アドリア海に多くの島々が浮かび、ジブリの「紅の豚」の舞台、あるいは「魔女の宅急便」の舞台の一つともいわれています

 このあたりは内戦時(1991年〜92年)は激戦の場だったようです。山頂の一角にある内戦博物館脇を通り抜けて、下山開始。ごろごろした砂利道ですが、45°という斜面に対してジグザクに道が付けられているので、登山道の傾斜はきつくありません。日本の山の“合目”のような目印となる、下から登ってくるとキリストが捕まり処刑されるまでの様子を描いたレリーフがあります。最後は14合目。降りるにつれてだんだんとドブロヴニクの旧市街が近づいてきます。道のまわりが林になれば麓は近い。そして車道に出ます。車道に出たあとは、民家の間の路地を降りて再びピレ門近くまで。スルジ山は歩いて登ってもたいしたことないと思いますが、登山道の入り口まで辿り着くのが難しそうです。

 昼食はピレ門近くのレストラン。上は風も吹いていたのでよかったのですが、下に降りると日差しも強くとても暑い。短パン・Tシャツで来て正解でした(靴はきちんとしたもの履いてきました)。

 午後はまず城壁の一周です。ピレ門近くの入り口(他に入り口は2カ所あります)から登り、全長約2kmの城壁上の通路を1時間半ほどかけて回りました。途中1カ所公衆トイレ(無料、入場料に含まれる)があります。通路は所々広い場所があったり(そのようなところにカフェがあったり)、また要塞があったりします。一周はかなりのアップダウンがあります。重装備の兵隊が動き回るのは大変だった思われます。城壁からは城壁内の旧市街、外のアドリア海、また午前中に登ったスルジ山などがよく見えます。また、城壁内の路地ではふつうの日常生活が営まれている様子もわかります。

 城壁を降りたあと、プラッツァ通りをぶらついたり、ルジャ広場付近をうろついたり、アイスクリーム屋さんで休んだり、また路地に入って翌日の昼食を摂るためのレストランを物色したりします。

 ドブロヴニクは昔は島にと陸側に分かれてていて、島にはギリシャ・ローマ時代の移民(避難民)の子孫たち住んでいて、陸側にスラブ系の人たちが住むようになってきたが、だんだん両者の精神的障壁がなくなり海峡を埋めて一つながりのの街になったという歴史があり、かつての海峡が今のプラッツァ通りだそうです。

 夕食はホテルに戻ってホテルのレストラン。この日はバイキング方式。料理はいいのですが、頼んだお酒が出てこなくて一悶着。会計はすぐに来ましたが、不安なのでフロントで決済することに。

 泊まったホテルは大きな系列の中の一つみたいで、ここも広大な敷地に5つほどの同じ系列のホテルが建っているようです。その中の一番高級そうな海沿いのホテルのビーチを、食後に探検に出かけました。自分泊まっているホテルのキー(カード)があれば、このホテルのエレベーター(フロントは7階、ビーチは1階)に乗ることができます。ビーチ内の海水が青い光に照らされてきれいです。

 帰り、ホテルの敷地内で空が広い場所がありましたが、照明が明るいし、ここはドブロヴニクは丘の向こうになって見えないので、星の撮影はあきらめました。 

ドブロヴニク旧市街の地図です。google mapに加筆。
  左の写真をクリックすると、ドブロヴニクを見下ろせる山、スルジ山の登るケーブルカー(ロープウェイ)からの展望動画(youtube)をご覧いただけます。
左の写真をクリックすると、ドブロヴニクを見下ろせる山、スルジ山からの展望動画(youtube)をご覧いただけます。
croatiaslovenaSep15cover.jpg (676819 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。
上の地図をクリックすると、この日の行程をgoogle mapでご覧いただけます。紺色:行き(車)、赤色(スルジ山ハイキング)、橙色:旧市街散策、青色:帰り(車)です。
上の図をクリックすると、この日の行程をgoogle earthでご覧いただけます。各行程上で右クリックすると出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、下のような行程の断面図が得られます。

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