クロアチア・スロベニア

ウナ国立公園(ボスニア・ヘルツェゴビナ)、プリトヴィッツェ湖群国立公園

 この日はまず国境を越えボスニア・ヘルツェゴビナのウナ国立公園へ遠征です。早朝7時出発なので、朝食はランチボックスでした。プリトヴィッツェから国境までは近い、あっさり国境を通過します。ウナ国立公園に入って現地ガイドさんと合流します。ハイキングコースは、ローマ時代からの砦跡まで2.5km、最終目的地のシュクラバキブ滝までは4.5km、なだらかな丘を越える道です。9時ころ出発。

 途中早足で抜いていった女性は羊飼いでした。大勢の羊を牧羊犬とともに扱っています。背後には山々が見える草原、のどかな雰囲気です。牧草地帯を抜けたところには、古くはローマ時代から使われていた、オスマントルコとの国境としても使われていたという崩れかけた砦(わざとそのまま保存しているそうです)があります。いつの時代でも、このあたりは民族・国の境界だったそうです。

 砦を過ぎると道は森の中を降りていきます。降りきったところはまた開けていて簡易トイレ(無料)もありました。11時10分ころでした。ほんの少し行くと露店みたいなお店がいくつか並ぶ、シュクラバキブ滝の入り口です。ここには有料トイレもあります。お店は特産のミツバチがメインです。あと、カフェとか。でもまだあまり観光地化されていません。意識的に大きなホテルなどはつくらないそうです。このあたりは、静かな自然をゆったりと楽しめる場所だと思います。

 ここから滝までは川沿いの遊歩道を降りていきます。シュクラバキブ滝は何段にも分かれて、全体での落差は25mだそうです。一番下まで降りると滝壺の脇に出ることができます。ゆっくりとした写真タイム。戻るときも、ポイントごとに四阿や遊歩道の展望台もあるので、のんびりと歩きます。お店(露店)が並ぶ滝の入り口から簡易トイレのあるところまで行って車に乗ります。

 昼食(14時ころ)は来るときにトイレを借りたレストラン。伝統料理というチュバプチチというものでした。

 再び国境を越えてクロアチアに戻ります。16時20分ころにプリトヴィッツェ湖群国立公園のエントランス1に到着。ビューポイントはスルーして谷底に降ります。最初は対岸(左岸)に渡り川・湖沿いに上流へ向かい、前日パスした通り抜ける鍾乳洞を目指して再び対岸(右岸)に渡ります。鍾乳洞入り口への階段を上り、まず分岐を右にとります。ここは行き止まりの鍾乳洞。再び分岐に戻り、今度は左側の階段を上ります。振り返ると下に続く鍾乳洞の入り口から湖が見えます。さらに登ると反対側の入り口に出ます。ここから出てしまうと車道(シャトルバスが通る道)に出ててしまうので、引き返してもとの湖畔の道に戻ります。

 少し行くと、前日渡り船に乗ったP3乗船場に向かう対岸に渡る道との分岐です。この日はそのままコジャック湖の湖畔沿いに行く道をとります。ただ太い道のまま歩くと、上のシャトルバスが通る車道に出てしまいます。道標を頼りに下に降りて湖畔沿いにP1乗船場を目指します。湖畔沿いの道は歩く人も少なく静かな道です。P1からホテルまでは昨日と同じく急登です。斜面の道ではなく階段を上りました。

 ホテルには18時前に戻りました。この日も夕食も隣のホテルです。 

  左の写真をクリックすると,シュクラバキブ滝の動画(youtube)をご覧いただけます。
croatiasloveniacover.jpg (363046 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。
プリトヴィッツェ湖群国立公園からボスニア・ヘルツェゴビナのウナ国立公園への地図です。ハイキングコースは赤い線です。上の図をクリックするとgoogle mapが開きます。
上の図をクリックすると、ウナ国立公園のハイキングコースをgoogle earthでご覧いただけます。行程上で右クリックすると出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、下のような行程の断面図が得られます。
プリトヴィッツェ湖群国立公園のエントランス1〜鍾乳洞〜コジャック湖湖畔の道〜P1を経てホテルに戻る地図です。上の図をクリックするとgoogle mapでご覧いただけます。
上の図をクリックすると、13日に歩いたプリトヴィッツェ湖群国立公園内の行程をgoogle earthでご覧いただけます。行程上を右クリックすると出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、行程の断面図を得られます。最後の急登はP1乗船場からホテルまでです。

クロアチア・スロベニア目次   前の日 次の日  旅行目次  home