クロアチア・スロベニア(9月11日)

ブレッド〜シュコツィアン鍾乳洞〜(国境)〜プリトヴィツェ

 朝早く目が覚めたので、ベランダに出たら晴天でした。とりあえず、ベランダからブレッド湖の夜景を撮ります。でも、物足りなくなったので湖まで降りることにしました。やはり湖畔の方が視界が広いし暗い。また、ホテルに戻る途中、ショッピングモールの脇に東の空が見えるところがありました。すでに登っているおうし座(アルデバランやすばる)、またオリオン座が登り始めていました。

 この日は移動日、8時15分に出発。国境を越えるのでパスポートも準備します。

 途中、世界自然遺産シュコツィアン鍾乳洞に立ち寄りました。洞内は入場者を厳密にコントロールしています。ここはできるだけ“自然のまま”という方針のようです。スロベニアのもう一つの大きな洞窟ポストイナ鍾乳洞(世界遺産ではない)が洞内にトロッコ列車を走らせているのと意識的に区別しているようです。だから、洞窟中の歩道(もちろん整備されています)も結構アップダウンがあり、また内部での写真撮影は一切禁止です。

 到着した時刻はまだ入洞の12時まで時間の余裕があったので、展望台まで行ってみることにしました。展望台からは巨大なドリーネ(石灰岩地帯にあいた大きな縦穴)が眺められます。また、洞内を流れるレカ川がほとばしり、滝をつくって流れ出る、またその上に橋を渡して遊歩道がつくられているのが見えます。

 時間前に集合場所に戻ります。100名くらいが車道をぞろぞろ歩いて入洞場所へ。ここで、説明者の言語ごと、各グループ20名程度に分かれます。この洞窟は案内者の先導無しには入れません。最後のグループで入場します。洞内の空間は日本の鍾乳洞と比べて圧倒的に広い。売りの洞内のレカ川に架かる橋までも結構な距離があります。この橋はふだんはレカ川の水面から高さ46mだそうです。渡るときはものすごい高度感。でも、わりと最近にもこの橋を水没させるほどの増水もあったそうです。また、洞内には古い通路も見られます。観光ばかりか隣村に抜けるための生活にも使っていたそうです。生活路とはいえ、とてつもないところに、少し足を踏み外せば命がないようなところに道がついています。

 1時間を超える洞内探検を終えて外に出ました。この出口からもとの案内所まではまだ距離があり、かなり登らなくてはなりません。でも、簡易ケーブルカーで最後の急登を省けます。

 洞内は撮影禁止なので、洞内の様子は公式Webサイトをご覧ください:https://www.park-skocjanske-jame.si/en

 鍾乳洞から少し車で行ったレストランで昼食です。鍾乳洞を出たのが遅い時間だったので、昼食は14時ころからになりました。ワインを頼んだら、小さな三角フラスコの容器、きちんと容量が測れる容器に入れられて出てきました。自分でそれをワイングラスに注ぎます。

 一応パスポートのチェックがある国境はあっさり通過。スロベニアからクロアチアに入ります。すぐに内戦博物館らしき、兵器や弾痕を残した建物が見えます。一般の建物にも弾痕を残しているものもあります。

 途中立ち寄ったガソリンスタンド兼休憩所のトイレは有料で3クーナ(1クーナ16円くらい)、まだクーナに両替していなかったのでユーロをクーナ貨幣に替えてもらいます。

 19時前にプリトヴィッツェ湖群国立公園内のホテルに到着。夕食は隣のホテルでとりました。また、このホテルのフロントですこしクーナを作りました。

 20190911cover.jpg (206324 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。
上の地図をクリックするとこの日の行程をgoogle mapでご覧いただけます。行程の色が変わるところがシュコツィアン鍾乳洞です。
上の図をクリックするとこの日の行程をgoogle earthでご覧いただけます。行程の色が変わるところがシュコツィアン鍾乳洞です。

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