この日はまずストロンボリ島への移動です。8:35の高速船に乗り出発。途中サリナ島やパレナア島に寄ってから、10時過ぎにストロンボリ島に着きました。ホテルは港から近い、スーツケースも一緒でも5分もかからないくらいです。
ホテルで少し休んでから、街の散策も兼ねて、細い路地を町外れの海辺にあるレストランまで歩きます。レストランについてもまだ昼食の準備ができていなかったので、しばらく前の砂浜で遊びますサンダル・短パンで来て正解、海に入ってみました。
昼食後、別な道(海岸沿いの道)を通ってホテルに戻り、一休み。ストロンボリは標高900mくらいですが、海底下に約2000mほど続いているそうです。
ストロンボリ登山は、まず教会近くの山岳ガイドさんの事務所でヘルメットやゴーグルを借りることから始まります。標高400m以上の所を登るのには、山岳ガイドさんの案内がなければなりません。
16時半過ぎに登山開始。この日はサハラからの熱風が地中海を渡って吹き付けてたため(シロッコ)、16時半を過ぎても気温が30℃を越えていました。稜線に近づくと風は砂礫を巻き上げるほどのものになってきました。予定ではシェルターを風よけに休憩・食事(お弁当)タイムだったようですが、とてもそれどころの風ではありません。砂礫がバチバチ顔に当たって痛いほどです。ヘルメット・ゴーグルを装着して、とりあえず頂上近くの火口を覗ける展望ポイントに行くことになりました。
展望ポイントでも強風は収まらず、(軽量)三脚を立ててカメラを設置するのがやっと、その三脚を手で支えていないと風でぐらつくほどです。とてももう1台のカメラ(ビデオカメラも持ってきていました)を設置する余裕はありません。それどころかカメラの細かい設定(ピント、露出)もママなりません。肝心の火口も、ガスがこちらに向かっているので火口もよく見えません。ともかく、1台のカメラで撮影することにしました。途中で外付けマイクをやっとの思いで取り付けました。するとまもなく、山岳ガイドさんの撤収の指示が。予定では火口見学は1時間の予定でしたが、20分ほどで下山することになりました。
下りは,落石の危険のある火山灰の道を必死で下ることになりました。砂走りの道、巻き上がる火山灰で前がよく見えなったりもします。やっと風も落石の心配のない地点まで降りて一安心。登山事務所に戻ってヘルメットとゴーグルを返します。とてもくたびれたので、教会前のテラス脇にあるレストランでまずビール、それからホテルに戻り、シャワーを浴びたり、上で食べ損ねたサンドウィッチのかじったりしてから休みました。
左の画像をクリックすると、ストロンボリ火山の4K動画をご覧になります(youtubeにリンクしています)。 |
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上の画像をクリックするとgoogle earthが表示されます。 | ストロンボリ登山路の高度。 |