この日は美人の谷という丹巴(たんぱ)を目指します。基本的には移動日です。この日見た花はこちらをクリック。
7時半ころホテルを出発。川蔵公路(せんぞうこうろ、四川省とチベットを結ぶ、“蔵”チベット族のこと)をたどって、まず4000m超の峠、折多峠(せったとうげ)越えです。峠近くにはヤクを放牧しているチベット族のテントがあります。峠には簡単な仏塔(チョルタン) あり、タルチョ(お経を印刷した5色の布を張った綱)が四方にのびています。峠越えをする長距離トラックの運転手さんが、峠を越えるときにお経を印刷した小さな紙をばらまいていきます。
峠近くは日本では考えられない贅沢なお花畑です。峠の標高は公称4290m、私の腕時計(デジタル部分の時刻は日本時間)についている高度計は4135mを指していました。
峠を下っていくと、集落が散在するようになります。車を止めると馬(お金を取って乗せる)を引いたおじさん、ヤクのチーズ(ちょっと酸っぱいが結構おいしい)売りのおばさんたちが寄ってきます。
途中、道路工事で道が片側一車線になっているところあり、20分程待たされました。それでも12時ころには新都橋(しんときょう)というかなり大きな街に着き、街はずれのレストランで昼食です。標高はここでも3400mくらいあります。でも、天気がよく日差しが強いので暑い。
あとは基本的に移動。14時ころ塔公鎮(とうこうちん)という街に着き、唐の文成公主(7世紀初めにチベット族の吐潘王朝を築いたソンツェン・ガンポ王と政略結婚させられた)と王が建てたという塔公寺で一休み。お寺を外から見学。ついでにトイレ。公衆トイレはだいたい5角(0.5元)の有料制です。お寺前のおみやげ屋さんを冷やかしたりします。
出発してすぐ、隣の大きなお寺、木雅金塔(もくがきんとう)で写真。その後も何回か景色のきれいなところや、お花畑で車止めて写真タイム。
丹巴到着は19時でした。夕食前に少し街を探索。街に岸壁が迫る深い谷間に、よくもこんな大きな街ができたと感心します。街には超市(スーパーマーケットですね)もあり、ミネラルウォーターをゲットしました。ホテル前の商店街は深夜まで開いていて、子供連れの家族が子供を連れて動き回っていました(まあ日本でも深夜のレンタルビデオ屋さんに小さい子供つれた若いお母さんがいますから)。
ここのホテルも自室から外線電話をかけられませんでした。このあたりまでくると、日本人の姿は見あたらず、おみやげ屋さんから日本語で話しかけられることもありません。ただ、一流ホテルでも、トイレはこの通り。成都以外では、トイレットペーパーはトイレで流せません。トイレ横に置いてあるゴミ箱に捨てます。
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