第3日目は貢嗄山(ミニヤコンガ)の氷河見学。この日見た花はこちらをクリック。
早い朝食をとり、7時にホテルを出発。今日の三号営地(標高2940m)のホテルには小さなバスでしか移動できず、大きな荷物を持っていけないので、スーツケースを預けます。「営地」はかつての貢嗄山(ミニヤコンガ)登山のベースキャンプ位置?Cong gaは白い山という意味らしいです。minyaはこのあたりの地名です。ミニア地方の白い山となります。
途中でシャトルバス(エコロジカルなバスではありません)に乗り換えて林道へ。ちょっとラフなところもありますが、全体としてはフラットなダート道です。一号営地(営業停止中?)、二号営地(露天の温泉あり)、そして3号営地。ここのホテルに手荷物を預けます。
ここからバスでちょっと行くと、4号営地の海螺溝(かいらこう)氷河展望台へのロープウェイ乗り口です。中国の最近の旅行ブームを反映して、こうしたところにも中国人の団体が沢山来ています。
ロープウェイ途中から氷河の上を通ります。晴れていれば途中で標高7556mの貢嗄山(ミニヤコンガ)を見ることができるそうですが、残念、この日は雲がかかっていて見えません。この地方は現在雨期だそうで、雨でないことを幸いとしなくてはなりません。
ロープウェイ終点の4号営地(3400m)には9時頃到着。ここからも氷河はよく見えますが、さらに5分くらいの距離の氷河展望台へ。大きな氷河で迫力があります。ただ、岩石の砕屑物でおおわれていて黒っぽい。
しばらく雲が切れるのを待ちます。だが雲が上がっていかない。仕方ないので、周辺の散策路を歩き、高山植物の花を楽しみます。
三号営地のホテルに戻って昼食をとった後少し休憩。
14時に海螺溝氷河末端の氷河舌への探索に出発。森林浴という感じの道です。途中の花や風景を楽しみながらかなり下ります。1時間くらいで氷河末端(氷河舌)の城門洞に到着。ここは標高約3000m。氷河の末端はぽっかりと城門のように口を開け、中から伏流となっていた水が行きよいよく流れ出しています。時々トンネルの上の氷の小片が崩落します。下には岩石みたいな大きな氷塊もあります。まだこうしたところまでは中国人団体客は来ないようです。
氷河タッチをしたり、写真を撮ったりとしばらく楽しんだ後、今度は登りの道をたどって17時頃ホテルに戻ります。
じっとしていると結構冷えます。この時期は暖房はありません。フリースを持ってきて正解でした。
夕食は19時。ここの四川料理もそれほど辛くなく、また油っこくなく、おいしくいただけました。ただ、山奥のホテルなのであたりまえですが、磨成鎮(ませいちん)と同じく外線電話をつなげませんでした。
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朝食はバイキング。四角いのは豆腐のチーズ。すごく塩っぱい。 | 氷河の上を通過するロープウェイ。 | U字谷の岸壁には見事な擦痕。 | 4号営地の海螺溝氷河展望台。この奥に貢嗄山(ミニヤコンガ)が見えるはず。 | 帰りのロープウェイ。氷河の上に人が見える。 |
三号営地から氷河末端(氷河舌)に出発。 | モレーン(堆石)にせき止められてできた氷河湖にみられた氷縞粘土。光ってるのは1元硬貨。 | 氷河末端。伏流した水が一気に流れ出る。 | ここが伏流水が流れ出てくる場所。 | 屋久島の白谷雲水峡の「もののけ姫」にそっくり。 |