中国四川省(8月2日)

  この日も九寨溝(きゅうさいこう)。天気は相変わらずよくありません。9時にホテルを出発。九寨溝の入り口に人がいない。この日見た花はこちらをクリック

 この日も専用の車に乗って移動。まず10時ころから“Y”字型の九寨溝の上の右部分、日則溝(にっそくこう)の珍珠灘(ちんじゅたん、珍珠=真珠)の軽いハイキングからスタート。九寨溝は9月ころに水が一番多いそうです。逆にいえば水がないときもあって、こうして今は川の中になってしまったところにも木々が生えています。珍珠灘はだんだん急流となり、一番下は迫力のある滝になっています。

 車で誰もいない(とても珍しいとのことです)鏡池まで移動して撮影タイム。

 11時15分ころ、また車で昨日昼食をとった諸日朗旅游服務中心(しょにちろうりょゆうふくむちゅうしん)まで戻り、バイキング形式の昼食です。昨日は混んでいた諸日朗旅游服務中心は閑散としています。昼食後少しまたおみやげ屋さんの間をぶらつきます。

 午後は、“Y”字型の九寨溝の下の部分、樹正溝(じゅせいこう)を巡ります。まず犀牛海(さいぎゅうかい)。九寨溝では長海に次ぐ大きさの湖です。ラマ僧がサイに乗ったまま神水を求めて湖に入ったのが名の由来だそうです。ここも人がいない。やがてやってきた中国人観光客は、「犀牛海」という名が掘られた石の前で記念撮影をしてあわただしく去っていきました。一般に中国人観光客は、こうした名前の看板の前で記念写真撮ることが好きなようです。また、写真を撮られるときのポーズもすごい。

 老虎海まで車で移動して、ハイキングのスタート。下にある滝の音が虎の咆吼に聞こえるようです。滝は樹正瀑布(じゅせいばくふ)。水量が多いので迫力があります。きれいな水は急流となって下の火花海(かかかい)に向かいます。途中たくさんのマニ車を水車で回しているところがありました。ゴミを散らかすことなかれの看板はこちら。道はここで分岐して、左(左岸)に行くと車道歩きになりますが流れを上から見ることができる道、右(右岸)に行くと水の近くの歩道となります。右の道を選びます。

 途中できれいなチョウに出会ったりもしながら、森の中、水沿いの気持ちのいい木道を歩きます。雨も止んできました。途中少し開けたところから、対岸のチベット村(観光用に解放されている)がよく見えるところもあります。たくさん止まっているバスはトイレバスです。目的地の火花海(かかかい)は、沈んだ木に沈着した石灰分が火花のように見えるということで名付けられたようです。

 ここからまた車で移動。途中の盆景灘(ぼんけいたん)で写真タイム。入り口に戻ったのは15時10分ころ。ホテルに戻る車が用意できるまで、入り口にあるビジターセンターを見学。フォトギャラリーや簡単な博物館になっています。ホテルに戻ったのは16時ころでした。この日の九寨溝は昨日の喧噪が嘘のように、全体として閑散としていました。

写真はクリックすると拡大します。戻るときはブラウザの“戻る”ボタンをご利用ください。

20050802-01.jpg (122841 バイト) 20050802-02.jpg (108471 バイト) 20050802-03.jpg (96104 バイト) 20050802-04.jpg (88422 バイト) 20050802-05.jpg (62776 バイト)
珍珠灘。 珍珠灘下の滝。 カモが泳ぐ鏡池。九寨溝に一種類だけいるという魚もたくさんいた。 犀牛海。 老虎湖。
20050802-06.jpg (92851 バイト) 20050802-07.jpg (140183 バイト) 20050802-08.jpg (137543 バイト) 20050802-09.jpg (159173 バイト) 20050802-10.jpg (143093 バイト)
樹正瀑布。 火花海に至る急流。 水車で回るマニ車。 火花海。 火花海から流れ出る水。

中国目次 旅行目次 home