空飛び猫 アーシュラ・K・ル=グウィン村上春樹訳 講談社
ISBN4-06-205880-4 1,500円 1993年3月(2002年8月10刷) | ISBN4-06-205881-2 1,500円 1993年11月(1994年1月2刷) | ISBN4-06-208150-4 1,500円 1997年6月 |
ゲド戦記のル・ウィンのファンタジー。壮大なゲド戦記と異なり、狭い世界の子猫の話。でも、この子猫たちには翼がある。なにしろ、お父さんが”I suppose their father was fly-by-nigtht”(この子たちのお父さんが飛び回って遊んでいる人だった)だそうだ。
都会のゴミ箱の隅に生まれ、都会を逃げ出し農家の納屋で子供たちに飼われることになる4匹の子猫たち(1巻)。お母さんに会いに都会に行くと、自分たちのいたところは再開発中、そこで自分たちの同じ翼のある黒い子猫を見つけた、お母さんに再会したあと黒い子猫をつれて農家に帰る(2巻)。お金持ちの別荘で暮らしていたふつうの子猫が冒険に出かけ、木から降りれれなかったところを黒い子猫に助けられる、ふつうの子猫は幼いころの怖い出来事から言葉を失っていた黒い子猫に言葉を戻す。
2005年2月記