2017年2月28日、南房総の富山に行ってきました。
前回の泊まりで行った高校のハイキングクラブの南房総の山行で、日帰りで帰ったメンバーを中心に4人で、泊まりのグループが15日の歩いた行程+αを歩いてきました。
まずアクアラインから館山自動車道を使って、安房勝山の保田漁港へ。最初の目的地は、泊まりグループが朝食をとった(われわれが14日の夕食をとった)、保田漁港の“ばんや”です。途中、ちょっともたもたしてばんやに着いたのは10時過ぎになってしまいました。遅い朝食です。今年から始まったという「房総のさばフェア」、ばんやでは「さばづくし」というメニューがありました。これや金目鯛の煮付け、イワシのなめろう・刺身、イカのかき揚げ天など、朝からたらふく食べてしまいました。また、お土産に「ぎら」(オキヒイラギ)という小さな魚の干物を買いました。
富山小中学校前の登山者用の駐車場に車を入れ、出発です。しばらく車道を歩き、登山道入り口の福満寺まで。ここにはトイレと、登山者用無料杖の貸し出し(返却は伏姫籠穴)もあります。12時前に登山開始。階段が多い、結構な急登です。一合目、二合目という道標を励ましに登ります(六合目はないようです)。ただこの登山路、いろいろなところに「蜂(スズメバチ)に注意」とあります。スズメバチが活動的なシーズンは避けた方が無難なようです。
標高342mの南峰(観音峰)は13時過ぎ。ここは展望がありません。すり減った階段を戻って、双耳峰のもう一つ、北峰(金比羅峰)を目指します。北峰下はちょっとした園地になっていて、岩井海岸がよく見える位置に四阿や、簡易トイレもあります。ここまで無理すれば車で来られるルートもあるようです。
ここから少し登ると、北峰(349.5m)の頂上です。13時半ころでした。頂上からの展望もありますが、少し下がったところが広い平地になっていて、テーブルやベンチが置いてあり、さらに立派な展望台も設置されています。展望台からの展望は素晴らしい。ただ残念ながらこの日は春霞がかかって、遠くがあまりよく見えませんでした。
広場のベンチで大休止です。朝たくさん食べてきたので、ここでは軽食です。しばらく休んでから伏姫籠穴(ふせひめろうけつ)を目指して下山開始。下山も結構急降下。でも、林道に下りた後は楽な道になります。
伏姫籠穴入り口は立派な山門になっています。横にはトイレが併設されています。ここから籠穴までは階段の上り、10分も掛からないでしょう。籠穴の少し手前に立派な舞台もあります。八犬士にちなんだ八角形になっています。臥姫籠穴前には門がありますが、開いていたので、籠穴に近づけます。籠穴の中には大きな白玉(臥姫?)、奥には仁・義・礼・智・忠・信・孝・悌の八玉(霊玉)がありました。ひとしきり見学した後、山門に戻ります。
小中が一緒になった南房総市立富山小中学校前を通り、16時ころ駐車場に戻りました。南房総市がとても力を入れて整備されているハイキングコースでした。
まだ夕食には早いので、大山千枚田の見学に行くことにしました。東京から一番近い千枚田だそうです。富山駐車場から車で30分も掛からないところにあります。それほど大規模な棚田ではありませんが、畦の曲線がとてもきれいな棚田です。見学者用の駐車場にはトイレが建設中でした。また近くには鴨川市自然環境保護施設「棚田倶楽部」があり、カフェも営業しているようでした(この日は終了後)。棚田にはまだ水が張られていませんでしたが、田植えが終わったころはとてもきれいな光景だと思います。
見学後、安房勝山のラーメン屋さん、カントリークラブで夕食です。ネギラーメンを食べました。あとは来た道を戻るだけ。途中アクアラインの夜景を楽しみ、20時半過ぎに集合場所に戻って、解散となりました。
上の地図をクリックすると、この日の行程をgoogle mapでご覧いただけます。赤がハイキング路、紫が車です。 |
上の図をクリックするとgoogle earthで行程をご覧いただけます。行程上で右クリックして出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、下のような行程の断面図を得られます。 |
2017年2月記