2014年1月24日、久しぶりに浅間嶺に行ってきました。前回はこちら。
朝5時ころ出発、中央道から圏央道に入り、あきるのICで降りたあとは一般道(滝山街道・五日市街道・檜原街道)を行きます。檜原(ひのはら)村の本宿橘橋のT字路を右折して、ちとせ屋(お豆腐屋さん)の脇の細い道(時坂峠への道)を少し行くと、払沢(ほっさわ)の滝の駐車場(無料、トイレ有り)です。本宿役場前のバス亭で数馬行きのバスの時刻を確認しましたが、その中で払沢の滝入り口まで迂回するバスもあるようです。ですから、ちとせ屋前のバス亭(折り返し場もある大きなバス亭)で、時刻を確認したところ、7時43分がそれでした。
駐車場に着いたのは6時前。まだ暗いので、山の準備をしたりして車の中で待機します。だいぶ明るくなった6時半ころ滝に向かいます。少し雪も残る山道を15分くらい行くと払沢の滝に着きます。かなり凍っていますが、それでも流れる水も見えます。この2、3日かなり寒かった、しかしこの日の気温は上がるという予想だったので、凍結率の高い払沢の滝をみる今年最後のチャンスと思っていました。帰宅後、毎年完全結氷する日を当てる氷瀑クイズをやっている檜原村のホームページを見たら凍結率30%、今年はこれまででは1月20日の65%が最高でした。また、2002年以後で完全結氷したのは2006年だけのようです。
山に持って行く必要がない三脚を置きに車に戻って、7時半過ぎからバス亭でバスを待ちました。バスはほぼ定刻に到着しました。バスの乗客は10人もいません。30分ほどバスに乗り、8時15分ころに浅間嶺登山口バス停に着きました。ここで降りたのは全部で4人、中年の女性は先に行き、高年夫婦はなかなか出発しないので、浅間嶺までは一人歩きになりました。宿泊もできるらしい浅間の湯あたりまでは舗装道路を歩きます。
山道に入ると部分的に雪が積もっています。尾根までは急登、それからはなだらかな道になります。かつては甲州とを結ぶ産業道路だったそうです(川沿いの道より尾根道の方が、当時としては管理しやすかった)。最近降った雪なのか凍結してはいませんでした。でも、少し慎重に歩きます。途中桟橋を支えていた岩盤が崩壊したとのことで、迂回路が付けられていました。この辺は少し凍結して歩きにくい。元の道に戻り歩きやすくなったと思ったら、また通行止め。今度は木材搬出中のためだそうです。この迂回路も少し歩きにくい。
またもとの道に戻り、しばらく行くとそのまま尾根を巻いて浅間嶺に行く道と、尾根伝いに行く道の分岐がありました。どうせならと思い、尾根道(本当は通行止め?)にしました。少し凍結していたので、簡易アイゼンをつけました。小岩浅間(903m、ここがこのコースの最高点?)という小ピークを越えて降りていくと、浅間神社の小さな祠があります。少し行くと浅間嶺の立派な休憩所です。トイレもあります。ここに着いたのは、10時45分ころでした。外のベンチは雪をかぶっているので、四阿で休憩。カップラーメンのおやつをつくって食べました。四阿からは大岳山がよく見えます。
浅間嶺の展望台(ここが浅間嶺?)へは、上川乗への道をほんの少し行った分岐から上ります。上には時坂(とっさか)峠から登ってきたという人が一人いました。この日山の中で初めて人に会いました。ここからの展望は素晴らしい、北側には奥多摩の山々、南側には富士山が見えます。
展望を楽しんだあと、時坂峠へくだります。これまでの山道は尾根の北側は雪、南側は雪はないという感じでしたが、ここからは北側が多くなるので雪道、今までの道よりは積もっています。展望台へ行かず、尾根の北側を通ってきた道と合流します。さらに進むと「カタクリ観察路」という分岐もありました。カタクリの群落があるのでしょうか。時坂峠まではかなり長い感じがしました。途中登っている2人(別々)に会いました。この日は結局、山の中で出会ったのは3人だけでした。
ようやく峠の茶屋の出店らしい“そば処みちこ”(この日は休業)に着きました。少し行くと峠の茶屋です。ここからは大岳山から伸びる馬頭刈尾根がよく見えます。峠の茶からは、少しショートカットの道もありますが、だいたい車も登れる.舗装道路を歩くことになります。ここからも結構長い。駐車場に戻ったのは13時20分、かなり時間がかってしまいました。膝の状態もあまり良くなく、さらに体調も少し悪かった。今後に少し不安を残しました。
駐車場近くの「四季の里」で、舞茸定食(税込み924円)のお昼ご飯としました。そして、ちとせ屋さんでお土産の豆腐を買い、さらに帰り道、五日市の野崎酒造(喜正)に寄って、日本酒を何本か仕入れ、帰宅しました。
2014年1月記
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浅間嶺の地図(google mapに加筆) | 歩いた道の高度 |