2003年1月26日(日)、払沢(ほっさわ)の滝と浅間嶺(せんげんれい)に行ってきました。
朝の4時40分ころ家を出て、途中のコンビニでおにぎりやお茶をゲット。ふらっと思い立って出かけるとき、本当に便利になりました。中央高速の八王子で降り、JR五日市線五日市駅は5時20分ころ通過、途中の本宿(ほんじゅく)村役場前バス停で数馬行きのバスの時刻を確認して、ちとせ屋さん(豆腐屋さん)の横から、払沢ノ滝の駐車場(無料)に入ります。5時45分くらいについてしまいました。まだ真っ暗なので、少し待ちます。この駐車場にはトイレもあります。
6時半ころに車を出て、滝に向かいます。払沢の滝は地元の檜原村(ひのはらむら)が、毎年“払沢の滝氷爆クイズ”を行っています。今年は1月9日と17日に60%まで結氷したようですが、ここ数日はあまり結氷していません。でも、見た感じではかなりの結氷率でした(注参照)。早朝だからかな。写真を撮って、本宿役場前バス停に向かいます。
数馬行きのバスで浅間尾根登山口に行くのですが、バスの本数がきわめて少ないので注意が必要です。インターネットで西東京バスにアクセスしても、五日市駅からのものしか出ていませんから。一応、役場前からの数馬行きバスの時刻表(347KB)と運賃表(522KB)、逆に浅間尾根登山口から五日市行きのバスの時刻表(282KB)と運賃表(531KB)の写真を撮っておきました。この路線には人里(へんぼり)とか笛吹(うずしき)とか、おもしろい読みの集落があります。7時24分のバスに乗り、浅間尾根登山口には8時ころに着きました。
バスには十数人の登山客が乗っていましたが、浅間尾根登山口で降りたのは、私を含めて三人でした。浅間尾根の数馬分岐までは急登です。途中に温泉などもできていました。頑張って尾根に出れば、あとは比較的楽になります。しかし、23日(木)に降った雪がかなり積もっていて、一部は凍結しています。簡易アイゼンをつけました。
尾根の北側に出ると、木々の間から御前山(ごぜんやま)や、奥多摩のランドマーク大岳山(おおたけさん)が間近に見えます。この道はかつては数馬への幹線道路だったそうです。それほどアップダウンのない雪道をしばらく歩いていくと、立派な浅間嶺休憩所(近くにトイレもあり)に出ます。ここからは「関東ふれあいの道」だそうです。こういうものに指定されると、施設が立派になるようです。
ちょっと休んで展望台に登ります。標高は900mくらい。南西には富士山が、北側には大岳山から御前山、さらにはるかに鷹の巣山、七ツ石山、そして東京都の最高峰である雲取山(2,017m)までもが見えます。記念写真を撮ったり、おにぎりを食べたりしてのんびり過ごします。下の休憩所には団体さんが到着していました。でも、頂上は私以外は夫婦が一組いるだけ、静かです。
ここからはほとんど下りです。雪は結構積もっていますが、ほとんど凍結していなくなりました。気持ちのいい雪道です。途中にかぶと造りの立派な一軒家があります。以前来たときはこんなところに何だろうと思っていましたが、もう少し下にある峠の茶屋の出店らしいです。そうこうするうちに峠の茶屋に出ます。ここからも御前山、鋸山、大岳山、そして大岳山から伸びる馬頭刈尾根(まづかりおね)がよく見えます。
時坂峠(とっさかとうげ)からは一部林道、それをショートカットする登山道が繰り返されます。このへんのほうが凍結していて怖い。集落に入ったら、山の斜面にサルの群れがいましたが、カメラを構える前に散ってしまいました。残念。こういうときに、デジカメは反応が鈍いです。一匹だけをやっと撮りました。真ん中に小さくいるのがサルです(702KB!)。
12時半ころ、車を置いた駐車場に戻りました。帰りにちとせ屋さんでお土産豆腐(絹、木綿、油揚げが保冷パックに入って500円)を買いました。五日市に戻る途中の蔵元野崎酒造の“喜正(きしょう)”というお酒を買おうしたのですが、お店(直営店)が日曜定休になっていました。残念。仕方ないので、以前からちょっと気になっていた秋川の蔵元中村酒造の“千代鶴(純米吟醸)”を買いました。
2003年1月記
(注) 檜原村(ひのはらむら)のホームページ確認したら、1月26日の結氷率はこの日までの最大(1月9日、17日)と同じ60%でした。どおりでかなり凍っていたわけでした。
2003年2月追記
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