鍋割山

  2018年2月20日、高校同期の3人と一緒に登ってきました。

 鍋割山は久しぶりです。前々回はこちら、前回はこちら。これまでは西山林道に車を乗り入れ、二俣で駐車して、掘山の家のところで大倉尾根に出て、塔ノ岳に登ってから鍋割山というコースでした。この日は大倉までバスで行き、西山林道〜二俣〜後沢乗越〜鍋割山をピストンしました。来てみてわかりましたが、西山林道は一般車通行止めになっていました。車で来なくて良かった。この日のメンバーは4名です。

 8時7分の渋沢駅発大倉行きのバスに乗ります。結構登山者が乗っています。大倉尾根(ばか尾根)を登って塔ノ岳を目指す人も多いようです。8時半過ぎに大倉を出発、指導標を頼りに鍋割山に向かいます。最初は車道歩き、これが終わると登山道になります。この道が鍋割山への道か不安になった二人組が戻ってきたので、この道で大丈夫ですと伝えます。やがて鹿よけのゲートをくぐります。しばらく山道を歩いて西山林道に合流します。合流点の西山林道にはゲートがあり、一般車通行止めで封鎖されています。ここからの林道歩きはかなり長い、9時ころに林道歩きをはじめ、かつては一般車も入れた二俣には10時ころ、約1時間かかりました。歩き出すと結構暑いので、一番上に来ていたセーターを脱いで腰に巻き付けます。

 二俣からも林道はミズヒ沢を渡るところまで続きます。このには水が入ったペットボトルがたくさん置いてあり、ボランティアでこのペットボトルを鍋割山荘まで運ぶためです。いつもは逆コースだったので運んだことはありませんが、今回は軽そうなもの(1.5Lくらい)のものを運び上げることにしました。

 ミズヒ沢を渡ると急登になります。我慢して後沢乗越まで。ここで一休み。ここからは稜線を登ります。稜線に出れば傾斜が緩くなるかと思いましたが、さらに急登になりました。事故があったときにその場所の目安となる番号の標識の数が増えるのを楽しみに登りつつけます。あのピークが鍋割山かというニセピークがいくつも出てきます。番号は10まで行きました。最後に小屋が見えて、やっとあそこが目的地とわかります。頂上付近は若干雪が残り、登山道は雪融けでぬかるんでいました。

 頂上到着は12時35分頃でした。二俣から2時間半くらいです。早速小屋で名物の鍋焼きうどん(1,000円)を頼みます。代表者の名と頼んだ個数を書き、しばらく小屋の中で待ちます。鍋焼きうどんは陶器の土鍋を一つ一つカセットコンロに温める本格的なものです。待つことしばし、できあがったものを開放的な外のベンチに持ち出してそこで食べました。さすがにじっとしていると寒くなってきたのでセータを着込み、さらに風防としてレインウェアを羽織りました。こうした中なので、温かい鍋焼きうどんはありがたい。厳しい登山のあとにこのような場所で食べるという側面もあると思いますが美味しい。ボリュームも満点でした。晴れてはいるのですが、雲も多く全体に霞んでいて遠景はほとんど見えません。

 帰りは小丸尾根や大倉尾根の様子がわからないので、もと来た道を引き返すことになりました。最初に出会った二人組は大倉尾根経由で降りるということでした。時間的に大丈夫かと、こちらが少し不安になります。 頂上を出発したのは13時40分ころでした。後沢乗越まで急降下、さらに急降下はミズヒ沢を渡るところまで続きます。鍋割小屋へ水を運ぶためのペットボトルを置いてあるところから林道歩きになります。二俣は15時半ころに通過。ここの沢水で靴やストック、スパッツを洗ったりします。西山林道歩きが続き、林道と別れたのが16時25分ころ、ここからさらに20分ほど歩いて大倉のバス停に着きました。トイレの前に靴を洗うための水道が用意されていました。

 バスは16時55分発。渋沢駅前の「目利きの銀次」というお店で打ち上げをしてから帰宅の途につきました。

 以前西山林道に一般車も入れたときは、塔ノ岳経由でもそんなにきつくないという印象の鍋割山でしたが、林道を全部歩くことになり往復で3時間近く歩く時間が増えたので、鍋割山のピストンでも結構厳しい山となりました。

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2018年2月記

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