2025年3月10日、南高尾山稜に行ってきました。
家から近い京王線の始発に乗ると、高尾山口駅には6時15分ころに着きます。早朝にもかかわらず大勢の登山者いますが、皆高尾山に向かうようです。
初めは国道20号(甲州街道)沿いの歩道歩き、高尾ICでトンネルと陸橋を使って道路の反対側にです。国道沿いの歩きはしばらく続き、「うかい鳥山」の看板の所を左折、細い舗装路に入ります。ともまくまずうかい鳥山を目指します。うかい鳥山は大きな料理屋、駐車場にはトイレがあるので借りることができます。だんだん道は細くなりますが、こんなに奥までといおうところまで人家はまばらに続きます。
中沢林道の看板が出てきて未舗装林道歩き。しばらく歩くとようやく登山道入り口です。細い登山道ですが、道標ははっきりしています。ここからは悪路の急登、でも短いので少し我慢すると中沢峠です。この日は大洞山のピストンはせず、そのまま草戸山方面に入ります。
中沢山はいったん巻き道に入り、頂上〜降りてくる道と合流するところ、半円形にベンチが並んでいるところから、ザックを置いて空身で登り返します。中沢山頂上(494m)には立派な観音さん(?)が立っています。周りは木々に覆われ、ほとんど展望はありません。かろうじて丹沢の一部が見える程度です。
ベンチまで降ります。この南高尾山稜は、ザック掛けが備わっているベンチがたくさん設置されています。ただ、山の中にトイレがないのが難点。しばらく行くと、このコース随一(唯一)の展望が得られる見晴らし台です。ここもベンチがあるので大休止。手前に寝姿観音という山、その後ろに白くなった丹沢、さらに富士山、木々に隠れていますが南アルプスも見え、眼下には相模川と津久井湖、また相模川の河岸段丘も見られます。
道はさらに続きます。龍の彫刻があるベンチ場を通り過ぎると、ロープがはってある階段の急登です。この後草戸山まで階段の急登・急降下が続きます。泰光山(475m)を通過、降りるとフクロウの彫刻があるベンチ場になります。左に山下や梅の木平の分岐、右に峰の薬師・津久井この分岐もいくつか出てきますが、道標はしっかりしています。
峰の茶屋側から上ってくる林道との合流地点も通過。ふれあい休憩所も通過、階段の急登・急降下を繰り返し、ようやく草戸山(364m、町田市最高峰、松見平級家所)に到着。かつてあった展望デッキは撤去されていました。この日の都心方向は霞んでいて、あまりよく見えませんでした。八王子などの近場はよく見えます。ここでも大休止。ここから城山湖に降りることもできます。
ここから四つ辻までも急降下・急登が続きます。一部ロープが張ってある坂まであります。梅の木平へ降りる道もありますが、ともかく四つ辻を目指します。以前教えてもらった拓大コースの分岐を過ぎても、急降下・急登葉続きます。四つ辻(高尾山口、高尾駅、城山湖・峰の薬師、草戸峠の道の四つ辻)に着くころにはかなり疲れていました。
でも、四つ辻から麓までは近い。ひとがんばりで民家が見え始めれば、登山道は終わり一般道に出ます。ここらは高尾山口の商店街はすぐです。商店街に張って手近な「つたや」で一人反省会。麦とろ膳+天ぷらセット(2,550円)+冷酒(越しの誉、1,100円)と、同じつたやの前回と同じメニューでした。外を見ると、ガイドさんに案内された中国からの観光客が歩いていました。一時、あまり見かけなくなった中国からの観光客も復活しつつあるようです。
帰りの電車は特急が出たばかりだったので、噂の隈研吾事務所設計の駅舎・温泉を見学します。2015年築という木造の建物ですが、劣化が進んでいます。素材の選択や処理を誤った(手を抜いた?)のだと思います。
今回はかなり疲れました。さらに、今までは出たことがない筋肉痛が翌日・翌々日に出ました。ただ、原因には心当たりがあるので、次回は改善されると思います。
※ 約2週間後の3月22日、中沢峠〜コンピラ山〜大洞山(〜高尾山)を登ってきたので、2日かけて南高尾山稜完全縦走をしたことになります。
時程表
時程表
06:30 高尾山口
07:10 うかい鳥山
07:50 登山道入り口(林道と別れる)
08:15 中沢峠
08:20 中沢山
08:35 見晴らし台
09:35 泰光寺山
10:30 草戸山(松見平休憩所)
11:10 拓大コース分岐
12:00 四つ辻
12:15 一般道に出る
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