2005年1月10日、南高尾山稜に行ってきました。2009年2月8日の南高尾はこちら。
正月明け、ちょっと体調を崩していたので、この日が今年最初の山行です。南高尾山稜は、「観光地」である高尾山〜城山の一つ南側の尾根を指します。高尾山周辺が込んでいても、こちらはそれほどでもありません。
朝1番の電車に乗って、京王線の高尾山口には6時20分頃に到着。少し準備などをして、たくさんある登山道のうちの稲荷山コースにとりついたのは6時半ころ。まだ暗い。一応ヘッドランプも準備しました。入り口付近は年末に降った雪か、それが融けたものが再び凍ってガチガチ。ずっとこんなだったらどうしようかと思いました。一応簡易アイゼンは持ってきましたが。
でも、ガチガチなのは入り口と出口だけで、ほかはたいしたことはありませんでした。用意したヘッドランプを使うまでもなく、すぐに明るくなってきました。稲荷山コースは尾根道なので、展望に優れています。途中の東屋付近からは近くの八王子や南大沢の市街、さらに新宿の高層ビル群や六本木ヒルズもよく見えます。この日は遠く筑波山もよく見えました。
所々にきついところがあります。とくに最後の頂上直下。でも、朝早かったおかげで高尾山頂も静かです。到着は7時45分ころ。朝を食べてこなかったので、ここでコンビニおにぎりの朝食です。残念ながら富士山は雲に隠れて少ししか見えません。
ここから一丁平・城山方面を目指します。頂上を下るとすぐに大垂水峠への分岐。「学習の道」だそうです。すぐに富士見園地になるのですが、今日は富士山が見えない。もっともこの道を使わないで、そのまま一丁平方面に行ってももう一度合流します。合流した直後で再び分岐。今度は本当の分岐です。一度大平林道に出てさらに下ると国道20号(甲州街道)の大垂水峠です。昔はここを横切るのは大変でしたが、今は横断歩道橋ができているので安心。とはいっても今日は橋の上がガチガチでした。8時50分ころに通過。
これから南高尾になります。ちょっとがんばって登ると大洞山(536m)。9時20分になっていました。記念写真を撮ったりして少し休んでいるうちに、グループで登ってきた人たちが来ました。展望もないし出発することにします。このコースは展望はほとんどありません。
尾根道はピークをたどるものと巻道があり、適当に取捨選択しながら進みます。途中、展望台というところでやっと南側の大展望が開けます。10時5分ころでした。相模川の津久井湖(人造湖)とその上の見事な河岸段丘、その背後には立派な丹沢山塊、そしてその後ろには本当は富士山があるはずですが、この時間富士山は見えませんでした。
途中かなりのアップ・ダウンがあります。しかし、いざとなれば中沢峠、西沢峠などから梅の木平に降りることもできます。津久井湖側に降りる道もあります。がんばって三沢峠に着いたのが10時45分。ここから峯ノ薬師(高尾側)を通って梅の木平に降りることもできます。梅の木平の「うかい鳥山」などを予約しておけば、リッチな昼食を楽しめます。ただ、これをパスすると高尾山口まで結構長い車道(国道20号=甲州街道)歩きになります。なお、三沢峠には津久井湖側からは簡単に登れるようです。
この日はダイエットコースである、ここからさらに草戸山などを経て、直接高尾山口に出る尾根道を選びました。ここは低山ですが、急なアップ・ダウンが多く結構きついコースなのです。ふれあい休憩所、松見平休憩所(現在閉鎖中)から、城山湖(人造湖)がよく見えます。草戸山が11時15分(365m)。なんとここは、東京都町田市の最高峰なのでした\(^_^)/。ここからもきつい。また、三沢峠までは指導表も非常にしっかりとしているのですが、三沢峠から草戸山などを経て高尾山口に出るコースは、指導標がなぜかJR高尾駅と京王線の高尾山口駅を混同しているようです。オリエンテーリングの常設コースあるようでわかりにくい。ともかく、「高尾駅」と示されている一番しっかりした道を使います。
途中で、高尾山のケーブルカーの終点から薬王院の稜線がよく見える場所もあります。でもきつい。いやになるほどのアップダウンをくり返しです。最後に本当の京王線高尾山口とJR高尾駅(京王線の高尾駅もあります)の分岐に到着。ここを左に取ると高尾山口です。やっと下山口に着いたのが12時25分でした。民家の横を通って舗装道路に出るのですが、この民家の横の道ががちがちで一番閉口しました。
高尾山口にはおそば屋さんがたくさんあって、どこで食べようかと迷います。この日は橋詰亭というお店で天ぷらトロロそば(1,000円)を食べました。じつは、1月15日から「冬そばキャンペーン」が始まり、少し割引になるのでした。残念。
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2005年1月記