2006年4月30日、御前山(ごぜんやま)のカタクリを目指し、2時15分ころうちを出ます。3時45分ころ、奥多摩湖の駐車場に入ります。さすがに、この時間だと早い。少し休みます。このまま登ろうか、迷うとところです。時間があるので、一端境橋まで降りて栃寄沢から登ることにします。4時15分ころ出発。
青梅街道を奥多摩(氷川)側に戻ります。最初の中山トンネルが怖い。車がびゅんびゅん。ヘッドランプを前に向けます。抜けたあと、「奥多摩むかしみち」というものがあったので、こちらに逃げます。昔の青梅街道のようです。だんだん明るくなり、ヘッドランプもいらなくなりました。境橋は5時20分。
境橋から登り始めます。奥に「奥多摩都民の森」があるので、最初は林道(舗装道路)です。でも、結構きつい登り。途中で山道に入り、栃寄沢沿いの登山道に入ります。再び林道と合流する直前に栃寄ノ大滝((栃寄の大滝)があります。落差20m程度でしょうか。
都民の森に入ると、散策路・作業路と登山道が交錯しています。登山道は大きく分けて、避難小屋(鋸岳からの道と合流)側から御前山に上る道と、惣岳山側から上る道に分かれます。避難小屋側から上る道を選びました。とても立派な避難小屋でした。年配の方が一人で泊まっていたようです。
ここから頂上まで、かつては(20年ほど前)カタクリの大群落だったのです。カタクリはあることはあるのですが、数が少ない。登山道の両側は、ロープが張られて、植生保護のため立ち入りを規制しています。
頂上(1,405m)は8時20分。他に二人いました。お湯を沸かして大休止。晴れてはいて、展望もあるのですが、空気の透明度が悪い。頂上周辺のカタクリを見て回ります。
9時5分ころ出発。都民の森の案内図では、ここから惣岳山までがカタクリの群生地ということです。確かにたくさんありましたが、群生というほどでもない。一時はバスでカタクリ・ツアーもあったらしいのですが、どうしたのでしょう。でも、一つ一つは可憐で、人気があるのがわかります。
惣岳山通過は9時40分ころ。ここからはものすごい急降下。20数年前はよくストックなしで歩けたと思います。この時間帯になって、大勢登ってくる人たちに出会います。新緑に慰めながら下り続けます。道は一端緩くなりますが、最後に奥多摩湖に出るところでまた急降下です。奥多摩湖に着いたのは、11時15分くらいでした。この日は7時間の行程。帰りの道も順調でした。
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栃寄沢を登ります。 | 栃寄ノ大滝です。 | 避難小屋近くで見たカタクリ。 | 川乗山方面。 | 避難小屋です。 |
頂上で記念写真。少し寒い。 | 頂上から惣岳山の途中で見たカタクリ。 | 惣岳山途中から御前山を振り返ります。 | 奥多摩湖がよく見える場所がありました。 | 春の息吹。 |
2006年4月記