浅間山2

2006年10月21日、前回(10月8日)、横殴りの強風&冷たいガスで断念した前掛山に行ってきました。

 午前4時前に自宅を出発。練馬IC〜小諸IC経由で、天狗温泉浅間山荘の無料駐車場を目指します。6時半過ぎ、一番乗りでした。山支度をしているうちに、続けて2台来ました。夜が明ける前は霧がかかっていたのですが、日が昇るとそれも消えて、天気は良好。

 入山届けを出し、6時50分に出発。一の鳥居は7時15分。ここで、一番上に着ていたウールのカッターシャツを脱ぎます。前回と同じく、ここで沢を渡り山側コースをとります。二の鳥居は7時30分。さらに登って、「火山館」は8時15分。天気のいいうちに早く登ってしまおうと思い、そのまま通過。

 5分ほど登ると、草すべりからトーミの頭への道との分岐。少し行くとトーミの頭から黒斑山がよく見えるところに出ます。トーミの頭には人も見え、その声も聞こえます。Jバンドへの分岐は8時35分。このあたりから森林が途絶え、道もきつくなります。草地から砂礫の道へ。前掛山を右回りに大きく迂回して登ります。だんだんきつくなります。

 前回断念した避難小屋は9時15分。さらに前掛山への細い尾根を登ります。こんな細い尾根、視界も悪いなか、強風に晒されていたら大変でした。前回断念して正解だと思いました。前掛山は9時40分。少し急いだので、登山道入り口からは2時間50分ということになります。浅間の噴火口からは噴煙が出ています。大休止。風が強いので、脱いでいたウールのカッターシャツを羽織ります。せっかくテルモスにお湯を入れてきたのに、コップを車の中に忘れてきました。スポーツドリンクとパンの昼食。インスタントのカフェ・オーレなどは、スポーツドリンクのペットボトルが空いてから、それにお湯を入れて飲むことにしました。

 出発は11時10分。下りは写真を撮りながらのんびりです。この日は遠くの山々は雲のために見えません。それでも、トーミの頭から鋸岳までの外輪山、その後ろの湯ノ丸山、また嬬恋村の農地などがよく見えます。途中でお昼に飲めなかったカフェ・オーレなどを飲んだりしながら休み、景色を楽しみます。

 湯の平付近のカラマツの黄葉は最終段階です。火山館には12時55分。ここはそのまま通過しました。二の鳥居は13時40分。前回と同じく、不動滝に降ります。この時間帯は日も差しているのできれいに見えます。一の鳥居は14時。登山道入り口は14時20分でした。

 浅間山はたくさんの人が登っていましたが、山が大きいので混雑というほどではありません。また、若い人や子供連れも多く登っていました。ジジババ(私も一員ですが)だけの山よりいいなあ。

 おなかがすいていたので、駐車場でお湯を沸かしてカップラーメンを食べました。前日も体を動かしていて、またこの日の登りはかなり急いだので。少し疲れました。15時半ころ出発。帰りは、小諸ICから上信越道に乗り、横川SAで仮眠をとってから帰宅の途につきました。関越道は東京付近が少し渋滞していましたが、我慢できないほどではありませんでした。家に着いたのは20時ころでした。

 産業技術総合研究所地質調査総合センターの浅間山の解説はこちら
 群馬大学早川氏による浅間山の解説はこちら

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天狗温泉脇の登山道入り口。 一の鳥居で沢を渡る。 まだ静かな朝の火山館。 トーミの頭から黒斑山。トーミの頭の拡大はこちら 砂礫の道を登る。後ろは尾根は、浅間山の一番外側の外輪山。右端が鋸岳(Jバンド)。
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前掛山(2,524m)頂上。後ろは噴煙を上げる浅間山。 避難小屋から前掛山への尾根道。 田代湖から四阿山方面。 避難小屋付近で休む登山者たち。 避難小屋の後ろに巨大な火山岩塊が見える。火山岩塊の拡大はこちら
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避難小屋付近から前掛山を振り返る。 Jバンドから降りてくる登山者。拡大はこちら。カルデラ壁には火山体の断面もよく見える。 登ってきた前掛山を仰ぎ見る。真っ青な空。 カラマツも見事に黄葉している。 草すべりへの分岐付近から蛇骨岳方面を見る。
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火山館の下、蛇堀川の沢。 ここで浅間山(前掛山)とお別れ。 思わず記念写真。 牙山(ぎっぱやま)を振り返る。 数は少ないが紅葉(ナナカマド?)もある。シラカバの幹との対照がきれい。
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不動滝。 ブナの黄葉は終わりかけ。 天狗温泉近くでも黄葉は楽しめる。 登山道入り口の浅間山の危険性の注意看板。 登山道の入り口にある天狗温泉浅間山荘。

2006年10月記

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