2016年9月28日、高校のハイキングクラブで荒船山に行ってきました。前回の荒船山はこちら。
5月10日に予定していた荒船山が雨で流れたので、今回はリベンジです。車3台、男性5人、女性7人のパーティとなりました。それぞれの車が適当に同乗者をピックアップして、8時前に関越道高坂SAに集結しました。上信越道下仁田ICで降りて、下仁田の道に駅に再集結しました。天気予報はあまりよくありませんでしたが、とりあえずは持ちそうです。ここから、荒船山不動の駐車場を目指します。本当は内山峠側から登り、荒船不動に降りることも考えたのですが、内山峠からの登山道がまだ復旧していないので、ピストンということになりました。
前日の27日、母子の遭難事故がありました。艫岩(ともいわ)から落ちた母親の死亡はすでに確認されています。同行した息子(8歳)がまだ不明でした。途中、艫岩がよく見える地点から艫岩を見ると、警察の捜索ヘリが岩壁をなめるように飛んで行方不明の男の子を捜索していました。
荒船不動下の駐車場で集結して出発です。10時半近くになっていました。不動の脇からは緩い登り、小さな沢を渡ってその沢の右岸を上るころから登山道らしくなります。星尾峠まで登りが続きます。峠は兜岩山への道との分岐になっています。あとは急な坂はありません。途中鉄板を渡して沢を渡るところがありますが、その鉄板が水に濡れすごく滑りやすくなっていたので慎重に通過します。さらにその先には、登山道が崩壊した沢もあります。ここは沢を渡る踏み跡を頼りに通過します。
長い階段を上りきれば、あとひと登りすると経塚山(行塚山)への分岐に出ます。登っても展望もないし、天気も怪しくなってきたので、まず艫岩を目指します。この分岐から先はもう平らな頂上部の一角、あと艫岩まではほとんど平坦な道です。だいたいは森の中の道、所々開けたところがあるという道です。ただ、まわりは森なので晴れても展望はききそうにありません。
途中、小川が登山道を横切っているところがあり、2箇所ほど水場になって水を汲めるようになっています。こんな山頂部で小川が流れているとは不思議な場所です。この小川を通過すると、すぐに相沢登山口への分岐があり、ここを通過すると艫岩の避難小屋(トイレは使用不可)が見えてきます。避難小屋の半分は四阿になっていています。12時20分ころでした。このあたりから雨が降り出しました。少し艫岩の展望を見てから、四阿で食事です。いつものように女性陣から豊富な差し入れがあり、テーブルの上はカフェテリア状態になりました。とくに、今回は女性の方が多かったので、質・量とも豊富でした。
食事をしていると、大声で叫びながら登ってくるパーティがやってきました。警察の山岳救助隊が、いまだ行方不明の男の子の名を呼びながら登ってきたのです。艫岩からもザイルを使って少し降りたり、色々なところを探していました。そのうち雨も強くなってきたので、われわれと同じ四阿で待機&作戦会議となりました。
艫岩で記念写真を撮り、下山開始です。13時40分くらいでした。雨が強くなってきたので全員雨具を装着、あるいは傘を差しての下山です。内山峠への道は閉鎖されているので、来た道をそのまま引き返します。道がぬかるんでいたり、また崩壊した沢や鉄板はさらに滑りやすくなっていました。
最初に沢を渡ったところを渡り返して左岸に出れば、もう荒船不動はすぐそこです。不動からは林道(林道星尾線)を少し歩けば駐車場です。駐車場に戻ったのは、15時15分くらいでした。5時間近い行程となりました。
帰りは荒船の湯で一風呂浴び、さらに下仁田道の駅で簡単な食事をしてから高速に乗ります。最後に圏央道狭山PAで集結してから解散となりました。
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2016年9月記