ティティガオン(2,850m)へのハイキング。ダウラギリ、ニルギリ、アンナプルナ山群。
夜明け前から起き出し、何度もロッジの屋上に行っては星を眺め、寒くなってくると部屋に戻るということをやっていました。夜明け近くなると、屋上でご来光を待っている人たちに対して、お茶のサービスがあります。暖かくてありがたい。夜明けは絶景でした。ダウラギリからトゥルチェピークがだんだんと赤く染まってきます。
しばらく展望を楽しんだあと、朝食のために食堂に移動します。昨日、7時半頃に「ダイヤモンド・ニルギリ」見られることを知ったので、朝食もそこそこに、出発の8時近くまで屋上で粘りました。期待通り、ニルギリの背後から日が昇ってきました。
出発は8時。この日はティティガオンまでのハイキングです。昨日と同じようにいったんカリ・ガンダキ川まで降り、吊り橋を渡ったりして、コケタンティの村あたりから、今度は登りになります。道は、車(四駆やトラクターなら楽勝、普通車でも登れそうな道)が通ることができる道や、そのショートカットの登山道(村人の仕事道)です。途中休憩したところからアンナプルナも見え出しました。
ティティの村の入り口には幼稚園・小学校があり、子供たち(の一部)がわれわれをめがけて駆け寄ってきます。子供たちの「ミセテ、ミセテ」は撮ったデジカメ写真を「見せて、見せて」ではなく、「ミセテ」はチョコレート(あるいはお菓子)の意味だそうです。この村の家々には、太陽熱集熱器があり、実際に煮炊きに利用していました。
ティティガオンは峠になっていて、片側は下にティティの村、それほど遠くなくダウラギリやトゥルチェピーク、反対側は下にティティ湖、遠くにアンナプルナが見えるという絶景の場所です。ここで、お昼となりました。食後、ティティ湖まで降りてみました。ティティ湖(池)のまわりは湿地になっていて、近づくことはできません。でも、そのまわりにはいろいろな花が咲き乱れていました。
この日は午後も天気は良好、のんびりと引き返すことができました。それでも、14時半前にはロッジに戻りました。ロッジに戻ってからも、雲はそれほど増えてきませんでした。ただ残念ながら、日暮れ時にニルギリや、ダウラギリの上の雲は赤く染まりませんでした。
15時から17時頃まで、停電さえしなければ(運次第?)、インターネットに無料で接続(ホテルのWiFi)できます。IDをフロントで教えてもらって、メールのチェックや、日本のニュースを見たりしました。また、ロッジのシャワーはガス湯沸かし器式(電熱貯湯器ではなく)、いつでも温かいお湯もが出ます。ただ、シャワーの勢いが弱いので、体を温めることはできません。
夕食は、このあたり特産というそば(そば粉)で作った、そばがきでした。
夜になっても雲はあまり出ず、ダウラギリに架かるオリオン座などが楽しめました。ナウリコットの夜はかなり冷えますが、ロッジの方で湯たんぽ(お湯枕?)を用意してくれるので、暖かく寝られます。
Google earth に加筆。 | 前半の高度(青)など。 |
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トゥルチェピークに沈む北斗七星。 | 天の川とさそり座。 | ダウラギリの稜線がはっきりと見えてきました。まだ星も映っています。 | ナウリコットの村も見え出しました。 | ダウラギリの頂上に日が当たり始めました。 |
アイスフォールの落ち口まで日が当たっています。 | ダウラギリからトゥルチェピークに稜線に日が当たっています。 | おかゆと味噌汁中心の日本式朝食。 | パンケーキもつきます。 | 早朝から畑を耕している村人。 |
日が昇ってきました。ダイヤモンド・ニルギリです。 | 朝靄のカリ・ガンダキ川。 | ハイキングに出発。カリ・ガンダキ川に降りてきました。ダウラギリ(左)からトゥルチェピーク(右)。 | 丸木橋で川を渡ります。 | 地元の人が吊り橋を渡っています。バスが来そう、急げ急げ。 |
ティティガオン(ティティ湖)途中の村、コケタンティ。 | 見事な扇状地。後ろはダウラギリ。 | ハイキングの途中、アンナプルナが見えました。 | アンナプルナI峰。 | ダウラギリ。 |
ダウラギリのアイスフォールを拡大しました。 | トゥルチェピークです。 | ダウラギリ(左)からトゥルチェピーク(右)。 | ニルギリ。 | 雄大な光景を背景とする、ティティの幼稚園・小学校です。 |
ティティの村人です。 | ティティガオンから見るニルギリ。 | 遠くに見えるアンナプルナ。 | こちらはダウラギリ。 | ティティ湖と遠くにアンナプルナ。 |
お昼のランチボックス。 | ティティに咲くスミレ。 | ショウブの群落。拡大はこちら。 | サクラソウ。 | ダウナギリ山頂。 |
雲がかかったトゥルチェピーク。 | ティティの村。後ろはダウラギリからトゥルチェピーク。 | ティティの村では太陽熱を有効利用しています。 | 戻る途中で出会ったヤギ。 | アンナプルナI(左)とバルハシカール(フラッグ)。 |
ブタさんです。 | 宿泊したタサン・ビレッジ。あそこまで登り返さねば。 | ニルギリに雲がかかり始めました。 | 夕食のそばがきです。他に味噌汁とお酒(ビールとオオムギ・ブランデー)。 | ダウラギリに架かるオリオン座。 |