アラナケリー市場、アンボヒマンガ見学。アンタナナリボからバンコクへ。さらに成田へ。
この日でマダガスカルともお別れです。まず、朝一でアンタナナリボの中心、アラナケリー市場の見学です。活気のある市場ですが、スリが多いということで現地ガイドさんが非常に緊張していました。その後、レミュールズ・パークに向かいます。
レミュールズ・パークでは、半野生状態で何種類貝のキツネザルを飼育しているようです。ここではシファカ、チャイロキツネザル、シロクロエリマキキツネザル、室内でネズミキツネザルのほか、カメレオンやトカゲなども見ました。シファカの地上での横っ飛びも見られたのですが、カメラに納めることはできませんでした。
レミュールズ・パークの後は、マダガスカルを最初の統一したメリナ王朝最初の首都アンボヒマンガの見学です。この丘の上の王宮は世界遺産に登録されています。建物概観の撮影はOKですが、内部の撮影は禁止でした。王の居室はきわめて質素、たった1室、しかも内部も暗く、室内には料理用の竈もあるという構造です。ただし、使われている素材は黒檀だそうです。それに対して、王妃の方の建物は明るく開放的でした。隣接してお墓もありました。
その後、おしゃれなレストランで昼食です。フォアグラの前菜、カバブがメインでした。14時45分ころレストランを出発。空港までは40分ほどです。空港は大変に混んでいました。幸いオーバーブッキングなどはありませんでしたが、肝心の飛行機が約1時間遅れということに。もともとタイでの乗り継ぎ時間が2時間半程度しかないので厳しい状況です。まあ、マダガスカル航空ですから想定内のことでしょう。飛ばないよりいいと前向きに考えます。チェック・インの時にスーツケースの重量を確認したら18.1gでした。成田出発の時は19.6kgだったので、帰りは約1.5kg軽くなりました。飲み物を結構持参したことと、重いお土産は買わなかったためです。
アンタナナリボ空港からタイ・スワンナブーム空港行きは、結局1時間以上遅れの18時半ころに飛び立ちました。タイまでは8時間以上の飛行となります。幸い通路側の席が確保できていました。外が見えない夜の便なので通路側の方が便利です。バンコクには7時40分ころに到着しました。成田行きのANAのNH954便は8時15分発です。飛行機を出たら、空港係員が待ち構えていて直接搭乗口に案内されます。そこでチェック・インとなりました。
さすがにANA(ボーイング767型機)は、同じエコノミーといってもマダガスカル航空よりは遙かに快適です。成田までは6時間ほどの飛行です。こちらも満席でした。お盆中ですからこれも想定内。途中で食事が出ます。予定通りの16時半ころ成田に着きました。成田に着いたら放送で呼び出されました。予想通り、荷物の積み替えが間に合わなかったためスーツケースが一緒の飛行機に乗っていないので、その手続きの場所に案内されます。夜の便で成田に着いて、17日中には自宅に宅配されるということです。税関通過の委任と宅配の手続きをしました。どのみち、空港でスーツケースは宅配にしようと思っていたので、約半日遅れで自宅に着くことになります。
あまり待ち時間もなく、17時半発の地元行きのリムジンバスに乗ることができました。途中ではスカイツリーに沈む太陽を見ることができました。
今回は、飛行中の被曝量を測ろうと、放射線測定器を持ち込みました。確かに飛行中の線量は跳ね上がり、今自宅付近では0.05〜0.07μSv/hですが、飛行中は0.13〜0.24μSv/hの値でした。でも、これは想定していた値(数μSv/h)よりは1桁ほど低い値でした。意外だったのはマダガスカルでの値が高く、だいたい0.10μSv/hを超え、場所によっては0.18μSv/hもありました。結局マダガスカル旅行で36.54Sv被曝しました。そのうち、飛行中(行きと帰りの28時間くらい)の合計は5μSv程度(平均0.18μSv/h)、マダガスカル(236時間滞在)では31.5μSv程度(平均0.13μSv/h)でした。0.13μSv/hとすると、1年間で1.14mSvとなり、日本での一般人の限界線量1mSvをわずかですが超えてしまう値です。
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