今日はピナクルズ。日本からの団体ツアーと別れ(離脱届けが必要)、現地ATS社の「4WDピナクルズ コアラ&大砂丘 1日アドベンチャー」というものに参加しました。日本からのツアーだと、ピナクルズだけになってしまいます。このツアーの予約は日本にいるうちにネットでしておきました(予約は日本語でOK、チケットがメールの添付ファイルで送られてきます。)。英語ガイド(日本語ガイドなし)、ピクニックランチから通常20$アップのロブスターランチへのアップグレードが無料サービス、インターネット申し込み割引20$で、結局159$でした。100円が1.08オーストラリア$位のレートでした。
この日は曇り時々晴れ、ところにより雨という天気でしたが、雨はバスに乗っているときだけという幸運に恵まれました。
ホテルの朝食は定番のバイキング。
7時20分にホテルでのピックアップ、いくつかのホテルに寄ってほかの客を拾います。市の中心部の集合場所にはいろいろなコースのツアーバスが止まっていました。ピナクルズだけでもいろいろなツアーがあるようです。ここで、きょうのツアーバスに乗り換えです。
ツアーの大型バスは50人くらいの乗客で満員。、日本人もいましたが、ほかにもいろいろな人種がいました。前の方の席の中国人グループ(大家族?)はすごく元気。真ん中近くの席に座りました。この近くにはイタリア語ガイド付きのイタリア人のグループが乗ってきました。日本語ガイド付きという場合は、このように日本語ガイドが一緒に乗り込むのでしょう。
往復500kmというツアーの最初に向かうのは、ワインの産地としても有名なスワンバレー近くにあるカバーシャム・ワイルドライフパーク。ここで半数くらいのグループに分かれて、パークの案内人に連れられて歩きます。道端にはワイルドフラワーが咲いていました。
まずコアラ舎。抱っここそできませんが、タッチは可能です。すてきな手触り。おなかに子どもがいるお母さんコアラもいました。次はカンガルー広場。ここでは餌付けもできます。そしてウォンバット。顔の大きなウォンバットを抱っこしているパークの人の横で記念写真。ひとしきり楽しむことができました。帰りはパークのおみやげ屋さんで、起毛のカンガルートレーナーを購入しました。このトレーナーは、26日の行動に役に立ちました。
※ コアラはオーストラリア東部のユーカリ林にしか分布していません。また、このパークのウォンバットは(ミナミ)ケバナウォンバットだと思います。
さらにバスは、途中のスタンド兼売店でのトイレ休憩を含み(ここで日本からのツアー・バスと一緒になりました)、延々と走り続けます。まわりの木々には山火事の痕跡が残っています。そしてお昼はモーテルのテラスでランチタイム(ここでも日本からのツアーと一緒)。ロブスター・ランチを食べている人は他にはいなくて、ちょっと恥ずかしい。ネット予約でないとロブスター・ランチへの無料アップグレードの紹介がないのかな。ランチはバイキング形式。自分でパンにいろいろなものを乗せてオープンサンドを作ります。日本人や中国人も多いからでしょうか、ご飯もあります。ロブスター・ランチはパンやご飯がついていないので、こちらでご飯と2種類のハム、さらにデザートとして果物を調達しました。
昼食が終わるとさらにバスで移動してピナクルズの奇岩群見学へ。バスの運転手兼ガイドさんに連れられて、ピナクルズの散策です。ここでも日本からのツアーと一緒になりました。ピナクルズ(pinnacles、尖塔群)は、数m程度の高さのものが多いですが、地下に40mほど根っこが張っているそうです。
ピナクルズは、(1)雨によって砂から溶け出てきた石灰分が砂丘下部で柔らかい石灰岩となって固まる。(2)砂丘の上の植物が酸性の土と腐植土を形成。柔らかい石灰岩の上を硬いカリクリートが覆う。(3)植物の根がカルクリートに割れ目を作りなが張っていく。柔らかい石灰岩は溶け出す。石英の砂がその割れ目を満たす。(4)植物が死ぬと、風が侵食された石灰岩を覆っていた砂を吹き飛ばす。こうして、ピナクルズが姿を現す。という具合にできたそうです。
※ カリクリート(calcrete):乾燥地帯の地表(近く)で、土壌中の水分蒸発によりCaCO3が沈殿してできた、広範囲に広がる硬い皮膜状の石灰岩。
ピナクルズの次に向かうのは、ランセリンの砂丘です。途中で休憩もあり、砂丘に着いたのは17時を回っていました。オーストラリアは広い。ここで我々グループは、最初に中型4WDバスか、あるいはサンドボードかの二手に分かれます。最初に4WDのグループに入りました。
砂丘の坂を4WD車で走り回ります。こんな急坂をというようなものを登り降り、さすが4WD車。途中で希望者は途中下車して、急坂を降りるところの写真撮影ができます。しばらく走り回ってからサンドボード・グループと交代です。
サンドボードはもちろん初めて。まずボードを持って砂丘をよじ登らなくてはなりません。急坂のように見えますが、意外とボードは滑りません。直前に雨が降ったため砂が濡れているためでしょうか。何度もボードの底にロウを塗って挑戦。できるだけ体を水平にした方がいいみたい。その方が砂にかける圧力を小さくできます。だんだん大胆になり、できるだけ高いところから滑るようになりました。少しは滑るのですが、結局途中で止まってしまいます。
そうこうしているうちに、インド洋に沈む夕陽。とてもきれいな光景です。しばし、ボード遊びをやめて夕陽を楽しみました。
18時過ぎに撤収して、あとは一路パース戻ります。パースでいろいろなホテルに寄っててツアー参加者を降ろしていきます。CITIGATE HOTEL は最後だったので、ホテル到着は20時15分くらい、ホテルを出てから帰るまで、合計13時間程度のツアーとなりました。
それなりに豪華なロブスター・ランチを食べていたので、おなかはあまりすいた感じがしません。そこで、本格的な夕食はあきらめて(日本からのツアーはオージーステーキの日)、ホテル近くのコンビニでおつまみだけ購入し、あとは昨日ゲットしておいたワイン、さらにカップラーメンという質素な夕食で終えました。疲れていたので、早めに寝ました。
写真はクリックすると拡大します。戻るときはブラウザの“戻る”ボタンをご利用ください。
カバーシャム・ワイルドライフパークではコアラも間近に。 | 赤ちゃんコアラ。アップはこちら。 | カンガルーと一緒に遊べます。餌付けはこちら。 | カンガルー軍団。 | ちょっとおとぼけウォンバット。ツーショットはこちら。 |
ピナクルズ(ナンバン国立公園)近くの風車群。 | ピナクルズの奇岩群(1)。 | ピナクルズの奇岩群(2)。人と比べると大きさがわかります。 | ピナクルズの奇岩群(3)。いつも海から吹いている強い海風(西風)で、西側の面がより侵食されています。背景にその海(インド洋)が見えます。 | ピナクルズの主(モモイロインコ)。 |
この急坂を4WD車で駆け下ります。 | 運転席からは空が大きく見えるだけ。ピーク直前。 | ピークを越えて真下(のように見える)に向かって真っ逆さまに降ります。 | 砂丘ではオフロードバイク走行を楽しんでいるグループもありました。バイクの轍です。 | 少し見にくいのですが、4WD車でも砂丘を走破するときはタイヤの空気圧を減らしているのがわかります。 |
まずボードを持って砂丘を登るのが一苦労。 | 急坂をボードで滑り降ります。とはいっても、最後まで滑り降りた人はいない、みんな途中で止まってしまっていました。 | 夕陽が沈もうとしているなか、ボード遊びが続いています。 | 夕陽に浮かびあがる風紋です。 | インド洋に沈む夕陽です。 |