この日のツアーも自由行動日。再集合は19時45分ホテルロビーということで、かなりの時間があります。ところが朝から風雨が強い。サイクリングを昨日しておいて正解でした。
ホテルでくすぶっていても仕方ないので、風雨でも大丈夫なパース駅北側にある、博物館、美術館を目指すことにしました。施設の開館時間が9時半なので、9時過ぎに出発。フロントでネット代を精算して荷物を預けます。
強い風雨の中を陸橋を渡って駅北側へ。おととい、カバーシャム・ワイルドライフパークで起毛トレーナーを買っておいて正解でした。このトレーナーを着込みます。ノースブリッジ地区のレストラン街(小さな中華街もあります)を通りぬけると、パース駅北側、図書館、博物館、美術館のある“文化施設地区”になります。
まず西オーストラリア博物館。基本的に入場料はないのですが(無料)、いちおう寄付として2$が目安とかいてある募金箱が置いてあったので、2$払いました。恐竜の展示などもあり、地元の子どもたちの人気スポットらしいです。日曜日でもあるためか、大勢の家族連れがやってきていました。オーストラリアに落ちた巨大な隕石(複数)や、ストロマライトの展示もあり、私も気に入りました。帰りに付属のミュージアムショップをのぞいたら、11時からというとでまだ開いていません。
そこで、先に隣りの美術館に行くことにしました。ここも基本的には無料なのですが、特別展としてルーブル博物館所蔵のエジプト展(ナポレオンが持ち帰っちゃったのかな)をやっていたので、何もオーストラリアまで来てルーブルのエジプト展かとも思いましたが、20$払ってそちらのチケットも購入することにしました。
入口で荷物やカメラを預けて、チケット売り場に。すでに20人ほどが並んでいました。中も大混雑。でも、展示そのものはなかなか充実したものでした。特別展を出たら、行列はもっと長くなっていました。
美術館を出て、西オーストラリア博物館に戻り、ミュージアムショップでおもしろいものはないか物色します。残念ながら琴線に触れるものはありませんでした。それでも、アボリジニ文様のボールペンや、ウォンバット・マグカップを買いました。
ノースブリッジのレストラン街に戻り、イタリアンの昼食。お昼にありついたのは13時15分ころ。
のんびりした昼食後、15時15分の電車でフリーマントルに向かいます。フリーマントルで少しのんびり散策しようと思っていたのですが、電車に乗ってからガイドブックを見ると、パースで行きたかったお店が17時までとわかり(レストラン以外のお店が閉まる時間は早い)、フリーマントルは市場だけの見学にすることにしました。やはりあまり行き当たりばったりではなく、少しは調べておくべきでした。
フリーマントル駅を降り、そのまま駅前の道をまっすぐ南東方向に下っていくと、やがてカプチーノ通りという通りに出ます。ここは名前の通り、両側にカフェが並んでいます。カプチーノ通りを通り抜けると市場です。中は市民のための雑貨、青果のお店がぎっしり。青果のお店はアジア系の人がやっているようでした。
15時56分の電車でパースに戻ります。お目当てのお店は、クリエイティブ・ネイティブというアボリジニ・グッズを売っているお店です。今回はアボリジニ文化に触れる機会はなかったのですが、3年半ほど前に、オーストラリアのケアンズ〜ウルル(エアーズロック)〜シドニーを旅したときに、何か買いそびれた気がしていたので。
お店はマレーストリートとヘイストリートの間、キングスストリート沿いにあります。お店に入ったのは16時半過ぎ。いろいろとほしいものがありましたが、結局エミューの卵にアボリジニ文様で彩色したもの(私の小遣いからするとべらぼうに高い)と、恒例のTシャツ(アボリジニ文様)を買いました。西オーストラリア博物館で購入したアボリジニ・ボールペンもあったので、追加で買おうかとよく見たら、すごく小さな字で made in Korea とありました。残念だが仕方ないか。
お店を出たのは17時前、でも、確かにすぐにお店は閉まってしまいました。だいたいの店は17時に閉まってしまいました。あと、マレーストリートを散策して、まだ開いていた本屋さんでパースの地図(この時点ではもう必要なくなったので記念品として)、あと南西オーストラリアのほ乳類、ワイルドフラワーの簡易図鑑を買いました。落ち着いたら花の名前を調べなくては。
さらにバラックストリートを下って港まで。まだやっていたら登ろうかと思っていたスワンタワーは当然のごとくやっていない(15時45分まで)。高いところに登って、街の夜景を楽しむという風習はないみたい。
このあたりで雲が切れ、満月に近い月が見えたので、建物と一緒の写真を撮りました。
再び駅の方に戻り、マレーストリート沿いにホテルに向かい出します。まだあまりおなかがすいた感じがしませんが、22時40分発という深夜の便なので、機内食が出る時間まではかなりあります。そこで、途中のレストランで、ビール&サラダで軽く腹ごしらえをしました。
レストランを出たら激しい雨になっていました。この日は午後は少しは雨の回数が減りましたが、1日中降ったり止んだりの天気でした。ホテルに戻ったのは19時ころ。預けた荷物を受け取り、荷物の整理をしたり、服を着替えたりしました。
あとは日本からのツアーの方々と一緒、バスに乗り空港へ。カンタス航空のデスクでチェックイン、さらに、出国審査、手荷物検査を経て出発ロビーへ。まだだいぶ時間があるので、残ったオーストラリアドルを使って、おみやげを買ったり、最後のオーストラリアビールを飲んだりました。
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泊まったCITIGATE PERTH。前の空き地が造成中で落ち着きません。 | 西オーストラリア博物館の正面。 | タスマニアタイガー(タスマニアオオカミ)の剥製。絶滅してしまったとは残念。 | 博物館の2階から1階を見下ろしています。 | 隕鉄のみごとなウィッドマン・シュッテンテン構造。全体の高さは60cm程度。 |
縞状鉄鉱層、厚さは30cmくらい。 | アジェンデ隕石と並んで有名な炭素質コンドライトのマーチソン隕石。1969年にオーストラリアに落下。 | ハメリンプールのストロマライトも展示されている。 | これはエディアカーラ化石。 | サンヨウチュウの化石がびっしり。 |
イクチオステガ。 | エジプト展をやっていた美術館。 | 美術館入口付近。奥にエジプト展チケット売り場&入口。左が出口&ミュージアムショップ。 | お昼を食べたノースブリッジのイタリアン・レストラン。内容はこちらとこちら。 | フリーマントルのカプチーノ通り。 |
フリーマントル・マーケットの入り口。 | 市場内の雑踏。この辺は雑貨品。 | 市場内の青果売り場。 | こんなに小さな子がしっかりとお店番。ちゃんとおつりの計算もしていました。 | 市場内の凧屋さん。 |
パースのマレーストリート。 | 港のスワンタワー。 | 東の空に月が見えます。満月を翌々日に控えています。月の拡大はこちら。 | 夕食のサラダ。サラダといっても。ボリューム満点。エビのオプションをつけて20$くらいでした。ビールは8$くらい。 | パース空港の航空会社のチェックインカウンター。空港に限らず、男性用トイレは、銘々方式ではなく昔の小学校みたい横一列方式が多い。 |