この日の午前は、姜族(きょうぞく)とチベット族がともに暮らしている、甲居蔵塞(こうきょぞうさい)という観光村の見学です。
朝食前に街を探索。超市の地下にある市場を見に行きました。地元の人が食材を買う市場のようです。
朝食後、8時半に軽自動車のバンに乗り込み出発。9時20分から1時間ほど、観光用に解放されている家を見学します。その後、一般のお宅を見学しました。観光用にクリーンアップされている家と違い、質素ですが生活感がありました。
11時半に丹巴のホテルに戻って昼食。そのあと、また街を探索。残念ながら目が覚めるような丹巴美人には出会えませんでした。でも、全体にスタイルがよく、目鼻立ちがしっかりした人が多いという印象です。街のはずれまで出ると、もう岩壁が眼前に迫っています。
13時半に日隆(ひりゅう)を目指して出発です。だが出発後まもなく、故障したトラックが道の真ん中で立ち往生。シャフトが折れている重大事故。とてもすぐには修理できそうもありません。40分ほど時間をロスしますが、中国の奥地を旅行する場合はこうしたハプニングを楽しむ余裕がなくてはいけません。別な場所で中国人観光客を乗せたバスが事故で止まっていましたが、乗客はバスから降りてカード遊びに熱中していました。だいたい中国では至る所で、男女を問わずに麻雀やカードゲームなどを楽しんでいる光景に出くわします。さすがに、成都などでは外での食事やゲームは禁止されていうようです。幸い近くに吊り橋があったので、それを渡って遊んだりします。
やがて、道の脇に残された狭い通路をドライバのスーパー技術で通り抜けることができ、再出発。車は写真ストップ、トイレ休憩以外にも、加水のために止まることもあります。はじめは「加水」という看板が道脇に沢山でていて、その意味が分かりませんでした。これは大型自動車が下り道の時に、タイヤ冷却のために使う水を供給するスタンドでした。
途中、国民党に追われた紅軍の第一部隊と第四部隊が偶然遭遇した場所に建てられた記念碑も見学しました。ここのは観光客を待ちかまえていた英語をしゃべる(英語の練習をしたい?)女の子がいました。対岸の急斜面では働いているのか遊んでいるのか分かりませんが、数人の男の人たちが斜面を滑り降りたりしていました。
日龍のホテルには17時20分頃に到着。ここは四姑娘山(すーくーにゃんさん)散策の基地なので、ホテルの案内には日本語もあり、日本人の姿も見かけるようになりました。
このホテルからは外線電話につなげることができ(保証金200元をあらかじめ払っておく)、インターネットに接続できました。翌日の朝との合計で2時間ほどつないで26.5元でした。市内電話につないでいるわけですから、この程度のお値段?
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