この日はモーニング・クルーズのあと、ゴマントン洞窟、そしてセピロックへ。
(1) | この日の一日 |
(2) | モーニング・クルーズ |
(3) | ゴマントン洞窟 |
(4) | オランウータン |
(5) | ブタオザル |
朝食前にモーニング・クルーズです。6時、朝靄の中を出発。2時間ほどのクルーズが終わるころには、朝靄も取れてすっかりと晴れていました。ロッジに戻り簡単な朝食です。
9時半出発。まずゴマントン洞窟を目指します。30分足らずで洞窟入り口の事務所に到着。1時間ほどの見学を終え、次はセピロックを目指します。途中小さな市場に立ち寄ったので、小振りのバナナを買って食べました。
セピロックのリゾート(セピロック・フォレストリッジ・リゾート)に着いたのは12時45分ころ。早速レストランで昼食です。ここにはインターネットにつながったコンピュータが1台置いてありました。使用料金は1時間10リンギッ。30分5リンギッ。もう次の日は帰国なので、利用はしませんでした。食後、すぐ近くのロッジに入ります。ロッジは一部屋ごとに独立した建物になっています。
少し休んでセピロック・オランウータン・リハビリセンターへ。ここは傷ついてしまったオランウータンや、また親を亡くしてしまった子どもを保護し、できれば野性に返しているリハビリセンターです。入場料30リンギッ(事前に支払い済み)、カメラフィー10リンギッです。ここはオランウータンだけではなく、スマトラサイ(9時半〜12時、別料金)も公開しているそうです。外には左腕をなくしたオランウータンが出迎えです。この日のセピロック地区は停電が多く、事前学習用のビデオ上映も結局途中で中止となりました。今回は前回と違い午後(15時)の給餌時間に合わせて入場です。ただ、午後だと見学プラットホームから見た給餌台が逆光になってしまいます。また、給餌台近くにはオランウータンではなくブタオザルがたくさんいました。オランウータンを一生懸命見ていたら、突然背後にブタオザルがいたこともありました。見学は1時間半程度。今回もリハビリセンターの職員のユニホーム(80リンギッ)、ただし前回のものとは色とデザインが違うものを買いました。隣のおみやげ屋さんとは別会計でリハビリセンターが直接売っています。隣のおみやげ屋さんで本を見ようと思ったのですが、全然売っていませんでした。
ロッジに戻り、19時ころから夕食です。星がきれいに見えました。またこの日は地球温暖化防止デーということで、8時半から9時半までは電気を自粛する日でした。昼の停電とは関係ないと思います。
写真はクリックすると拡大します。戻るときはブラウザの“戻る”ボタンをご利用ください。
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桟橋から泊まったロッジを見ます。ロッジ全体の案内図はこちら。8号室に泊まりました。 | スカウのロッジの室内は快適。コンセント(一つ)もあります。電話はありません。天井には大きな扇風機(エアコンはありません)。 | ロッジのネコちゃん。 | ロッジの前の川で漁師さんが魚をつかまえました。ナマズの仲間のようです。 | パームヤシ(アブラヤシ)を積んだトラックを追い越します。ゴマントン洞窟からセピロックの途中。 |
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パーム油タンクローリーも追い越します。 | サンダカン郊外の市場。吊ってあるバナナは1リンギッ。 | 市場にいたネコちゃん。 | セピロック・リゾートのレストラン。ロッジの部屋からはこう見えます。全体の案内図はこちら。 | セピロックのロッジの室内。エアコンもついています。洗面所とトイレ、シャワーはこちら。もちろんコンセント(一つ)もあります。 |
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毛がカールしている毛虫。見学センターの歩行用デッキの手すりにいました。 | 三日月です。日本と違って低緯度のボルネオでは左下が輝いています。陰の部分も少し明るく見える拡大はこちら。 | 夕食です。タイガービール(1缶9.5リンギッ)はこちら。 | オリオン座などが見えています。無理矢理高感度撮影したものはこちら。肉眼ではこのようにたくさんの星(もちろんノイズなし)が見えます。 | こちらは北斗七星です。緯度が約6°なので北斗七星が示す北極星は地平線近くにあります。 |
(2) モーニング・クルーズ
出発してまもなく、朝食中のテングザルやカニクイザルが現れます。オオミズトカゲは昨日の位置にまだじっとしていました。小さな支流に入り込むと、マングローブヘビがいました。このあたりは森林が薄く、後ろにヤシ畑が見えています。本流に戻ると、大きなワニの背中だけがかろうじて見えました。目を転じてはるか彼方の木を見ると黒かたまりが見えます。どうも野生のオランウータンらしい。でも遠くて、おまけにまだ朝靄で霞んでいてはっきりと確認できません。
船は小さな流れに入り込み、三日月湖(クルナナブ湖)に出ます。運がよければゾウが見られるらしいですが、今回は登場してくれませんでした。でもカワセミがいました。またアカショウビンが突然に背後を飛び去りました。つぎにコウハシショウビン、さらにはカンムリワシなどもいました。しばらく楽しんだあと本流に戻ります。
今度はかなり近くにほぼ確実に野生のオランウータンと思われる背中が見えました。またロッジの桟橋近くになると、たくさんのカニクイザルが食事をしていました。
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朝食に夢中なテングザル。 | カニクイザル。 | マングローブヘビを見るために、マングローブの中に入っていきます。 | マングローブヘビが舌を出しました。背中の縞模様はこちら。毒蛇らしい警戒色です。 | マングローブの後ろにはヤシ畑が透けて見えています。 |
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イリエワニの大きな背中。すぐに沈んでしまいました。 | オランウータン? | このカワセミは日本と同じ種のようです。もう少し大きく撮影したものはこちら。 | アカショウビンが飛びました。 | キナバタンガン川の三日月湖(oxbow lake)であるクルナナブ湖。 |
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コウハシショウビンが飛びました。 | コウハシショウビンが獲物を狙っています。もう少し大きく撮影したものはこちらやこちら。 | カンムリワシです。横顔はこちら。 | サギのようです。 | 野生のオランウータンと思われます。どうしても木がじゃまになります。オランウータンにすれば木に隠れているのでしょうが。 |
(3) ゴマントン洞窟
ここは入場料60リンギッ(事前に支払い済み)、カメラ・フィー30リンギッです。ちょっと割高? 奥行きはありませんが、とても背の高い洞窟です。コウモリばかりかツバメもたくさん住んでいます。そのツバメの巣は中華料理の高級食材となるので(それも取れる場所によってずいぶん値段が違うらしい)、それを取るための人たちが作業しているときもあるそうです。木の通路はツバメやコウモリの糞が積もっていて、とても滑りやすくなっています。また手すりにも積もっているのでそれをつかむわけにもいかず、転んだときの悲惨な状態が想像されるので慎重に歩きます。
天井にはコウモリがびっしり貼り付き、またたくさんのツバメが声を出しながら飛び交っています。近くの壁にはゴキブリもぎっしり(←苦手な人はクリックしないこと!)。
一通り見学が終わって外に出たらグリーンスネークがいました。また管理棟に戻る途中には大きなヤスデもいました。
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洞窟に向かう途中に木に止まっていたキノボリトカゲ。 | 天井の穴から日が差し込んでいます。 | 天井からつば面の巣を採集するための縄ばしごが垂れ下がっています。縄ばしごの拡大はこちら。 | きれいな色のグリーンスネーク(ヨロイハブ)。でもいかにも毒をたくさん持っていそうな三角形の頭をしています。背中はこちら。全体はこちら。 | 大きなヤスデ(万年筆ヤスデの仲間?)。大きさはこの通り。 |
(4) セピロック・オランウータン・リハビリセンターのオランウータン
まず、フォト・ギャラリー、そして事前学習ビデオ上映なのですが、停電が多く落ち着けません。中途半端なまま、歩行用デッキを通り給餌台前の見学用プラットホームへ。前回と違ってすいていますが、午後の光線は逆光になって撮影には向いていません。給餌タイムとなると、オランウータンがロープを伝わって森の奥から三々五々集まってきます。ただ、今回は4〜5頭と前回よりは少なかった。
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出迎えてくれた左腕をなくしたオランウータン。注意看板はこちら。 | 見学プラットホームでオランウータンの登場を待つ人たち。 | ロープを渡ってきたお母さんに赤ちゃんがしがみついています。 | 逆光でお母さんの体が透けているように見えます。 | サトウキビとバナナが与えられています。サトウキビを食べています。 |
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こちらもサトウキビです。 | 足も上手に使って食べます。 | 上手にすれ違います。 | 夜目、遠目、傘の内? 物憂げな美人に見えます。 | 歩行用デッキにまで現れました。 |
(5) セピロック・オランウータン・リハビリセンターのブタオザル
ここのはカニクイザルやブタオザルもたくさんいるようです。このときもブタオザルがたくさん登場し、オランウータンのエサであるバナナやサトウキビを失敬していました。オランウータンと違ってこちらは野生です。
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バナナを失敬。 | 茂みの中にもたくさんいます。 | 気がついたらすぐ後ろにいました。横顔はこちら。 | 物静かにサトウキビを食べているように見えます。本当は騒々しい。 | 子どもたちがサトウキビを取り合っています。 |