この日のメインは、サンダカン郊外のセピロックオランウータン保護区の訪問です。
朝、6時半のピックアップなので、ホテルのレストランはまだやっていません。前日のうちに、ルームサービスを5時45分ころお願いしておきました。普段バイキング形式でとっているよりも、とても豪華な朝食。
ピックアップが少し遅れたせいもあったかもしれませんが、飛行機の左の窓際が確保できませんでした。こちら側だとキナバル山が見える可能性があるのです。サンダカンまでのボーイング737は3-3で27列という小さな飛行機です。満席でした。帰りの便の右側を予約しておきます。
早速車で空港から30分程度の距離にあるセピロック・オランウータン保護区へ。正規の入園料30リンギッのほか、カメラフィー10リンギッがかかります。
まず15分ほどのビデオで、オランウータンと、この保護区の仕事の紹介があります。ここは親から離れてしまった子どもを育て、あるいは怪我をしたオランウータンを保護し、野生に返すリハビリセンターです。午前10時の給餌の時間にあわせて入園します。
給餌場までは木道で、10分もかからない距離です。入園するとまもなく1頭のオランウータンが、給餌場があるところまで先導してくれるかのように現れました。近づいてくると結構迫力があります。給餌場には9時45分ころに着きました
しばらく、給餌場にはこのメスの1頭と、少し遅れてやってきた若いオスの1頭だけでした。彼らはロープにぶら下がったまま、あるいは給餌場のテラスと場所を変えて交尾していました。
やがて10時、給餌の合図の鐘の音。直ちにというわけではありませんが、三々五々、オランウータンたちが集まってきます。入れ替わりもありますが、最終的には7頭が現れてくれました。動作・表情を見ていると見飽きることはありません。でも、オランウータンも三々五々去っていきます。1時間ほど給餌場にいて、管理棟に引き返しました。
管理棟で思わず(でもないか)スタッフ・ポロシャツ(80リンギッ)と、横のおみやげ屋さんでオランウータンのぬいぐるみを2つも買ってしまいました。
このあと、高台にある中国寺院(サンダカンには中国人が多いそうです)の見学、またそこからのサンダカンの街の展望を楽しんだあと、サバ・ホテルで昼食(バイキング)。食事のあと、直ちに空港に向かいます。13時が午前の部の学校が終わる時間ということで、迎えの車の渋滞を避けるためということでした。でも、実際は少し渋滞にかかってしまいました。
帰りの飛行機では、せっかくキナバル山を見るために右の窓際を確保したのですが、雲が出てきてしまいキナバル山を見ることができませんでした。でも、熱帯雨林の中をくねくねと蛇行しながら流れる川や、飛行機の下に出た虹を楽しむことができました。
ホテルに戻り、しばらく休んだあと、海岸に出て夕陽を楽しむことにしました。雨が降ってきたおかげで虹を見ることもできました。
夕食はタクシーでセンター・ポイント(15リンギッ)まで出かけ、地下のスーパーで少し買い物をしてから、近くの屋根付き屋台街(セコ(セドコ))に行きました。たくさんの海鮮料理屋さんが並んでいます。一番奥のお店に決めて、海鮮料理を何種類とビールを頼みました。おいしく安い。(ビール1本9リンギッ)をのぞけば30リンギッくらいですみます。もちろん、ロブスターなどを頼めばそれなりのお値段に。でも、この屋台街は最近改装してカードが使えるようになったそうなので、現地通貨の手持ちが少なくても大丈夫です。
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