昨日の情報で、モンブラントンネルがすごい渋滞だということでした。8時に出発します。心配したモンブラントンネルは順調に通過できました。このあたりの標高は3000mを越えていますが、車の中なので寒くありません。フランス側に抜けてシャモニーまで降ります。ここから登山電車でメール・ドゥ・グラス氷河の展望台まで登ります。このモンタンヴェール登山電車はラック式(シュトループ式)で、線路の真ん中にもう一つ歯車の軌道一つあり、機関車の歯車と噛み合わせて登ります。標高差約900mです。斜度は110〜220‰(パーミル(水平1000mで何m登るか))ということなので、最大傾斜12.4°ということになります。料金はロープウェイ込みで往復30.5ユーロ。
登山電車での登りは左側が谷になります。幸い最前列の左の座席を確保できたので、前面展望ビデオを撮りました(下参照)。展望台駅からは雄大なメール・ドゥ・グラス氷河を見ることができます。少し視界が悪いですが、それでも氷河の奥にグランド・ジョラス(4208m)の北壁も見えます。ここから今度は谷に下るロープウェイに乗ります。以前はこのあたりまで氷河の厚みがあったそうですが、いまはさらにそれから階段を400段ほど降りないと氷河に到達できません。降りたところには氷河に掘られた洞窟があり、入ることができます。入る前にレインコートの上着を着ました。中はライトアップされていて、少しスウェーデンの氷のホテル風です。最奥はループ状になっていて、元来た道を戻ルようになっています。
帰りは大変。ロープウェイ駅まで降りた分だけ登らなくてはなりません。ロープウェイは途中で必ず止まります。景色を眺めやすいような配慮かと思いましたが、ロープウェイの駅でのゴンドラからの乗降のために全体が止まるようです。上の駅に戻ってからもさらに展望を楽しんだり、水晶の大きな結晶を展示している洞窟をのぞいたり、またカフェでコーヒーを飲んだり、また少し下のホテル付近まで行ったりなどして少しのんびりします。下りは右側に座りました。傾斜のある電車なので上側になる座席は滑り落ちないように傾斜がついています。
シャモニーに戻り少し散策。でも雨が降ってきたので慌ててレストラン探し。街の真ん中にあるテラス席(布のひさし内)のレストランに入ります。チーズフォンデューと赤ワインにしました.。雨は断続的に降っています。
昼食後車でイタリアに戻ります。朝と違って大渋滞、モンブラントンネル入り口で中に入る車を規制しているようです。ようやく通り抜け、クールマイヨールでマイクロバスに乗り換えて、フェレ渓谷へ。イタリア側は晴天です。氷河がかかる山々が見えます。でもモンブランには雲がかかっていました。広い渓谷を少し散策します。
その後クールマイヨールに戻ります。ここからは今年の5月に開通した回転ゴンドラのロープウェイが出ています。さらにアオスタの旧市街に行き、ローマ時代の遺跡を見学した後、そのまま旧市街のレストランで夕食となりました。
動画です。youtubeにリンクしています。
左の画像をクリックすると、モンタンヴェール登山鉄道(ラック式登山電車)の前面展望の4K動画(約20分)をご覧いただけます。 | |
左の画像をクリックすると、メール・ドゥ・グラス氷河展望の4K動画をご覧いただけます。 | |
左の画像をクリックすると、フェレ渓谷展望の4K動画をご覧いただけます。 |
写真はクリックすると拡大します。戻るときはブラウザの“戻る”ボタンをご利用ください。
上の地図をクリックすると、この日の行程をgoogle map上でご覧いただけます。 | 上の写真をクリックすると、この日の行程を、googlel earth上でご覧いただけます。行程を右クリックして「高度プロフィル」を選択すると、行程の高度が表示されます。 |