15少年漂流記 ヴェルヌ 波多野完治訳 新潮文庫
ISBN978-4-10-204401-8 400円 昭和26年11月(平成19年(2007年)6月92刷)
有名な冒険小説。既にロビンソン・クルーソーは出たあとなので、それも意識している。こちらは、ニュージーランドのオークランド港につながれていたスルギ号が、主人公格の少年の弟のいたずらで港を離れてしまい、南米沖の無人島に流され、そこでのサバイバルと脱出の話。1860年3月9日に始まり、1862年2月25日にオークランドに戻るまでの「2年間の休暇(夏休み)」となる。
冒険、そして少年たちの友情と対立など定番といえば定番だが、老境に入ったいま読み返してもおもしろかった。
2008年8月記