ネアンデルタール人類のなぞ

ネアンデルタール人類のなぞ 奈良貴史 岩波ジュニア新書451
ISBN4-00-500451-2 740円 2003年10月

目次
はじめに
第1章 ネアンデルタール人類とは
第2章 誕生の謎に迫る
第3章 どのように生活していたか
第4章 どのような心をもっていたのか
第5章 言葉を話したのか
第6章 生まれてから死ぬまで
第7章 なぜ消滅したのか
第8章 私たちの未来は?
おわりに

 ネアンデルタール人類についてはっきりしてきたことは、彼らは現生人類(ホモ・サピエンス)とはは並列の存在、つまりわれわれの祖先ではないことということぐらい。あと、第3章から第7章の表題に関することは、よくわかっていないというしかない。

 あと、筆者も指摘しているが、日本の人類学は、文系の考古学的なものと、理系の人類学(形質人類学)に分離しているが、アメリカなどでは形質人類学、文化人類学、考古学、言語学を統合したものであるという問題があると思う。

ネアンデルタール人の正体

2004年1月記

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