イチョウ

 イチョウは不思議な植物です。本当は中生代の示準化石ですから、まさに生きた化石なのですが、あまりに身の周りにありふれているので、そうした実感はありません。銀杏をギンキョウと呼んでしまったのが学名Gnkyoの由来だそうです。

 自生しているのは中国の浙江省だけで、日本には中国への留学僧が持ち帰ったという説が強いのですが、日本にも自生していたという説もあるようです。また精子を持っていることも有名です。これは日本人の平瀬作五郎が1895年に発見しました。このイチョウは、東京の小石川植物園(東京大学大学院理学系研究科附属植物園)に現存しています。

 じつはここ数年、イチョウの「水耕栽培」に挑戦していたのですが、うまくいきませんでした。今年はオーソドックスに挿し木にしてみました。学校の裏門の大きな雌木の枝です。

 「ネットで百科」(日立システムアンドサービス社)の<イチョウ>の項参照。

2003年3月記

2006年8月20日。ネコに幹を何回か折られてしまったのですが、持ち直しています。 2006年5月7日。イチョウは元気に葉をたくさん出しました。
芽がほころび、葉が出てきました。うまく育つでしょうか。2003年3月21日 イチョウを大きくなりました。一度ネコに幹を折られたのですが、何とか持ちこたえています。2004年5月。

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