高尾山と精進料理

2025年8月7日(木)、高校同期のハイキングクラブで薬王院の精進料理を楽しみました。その前に有志で高尾山を散策しました。

 散策斑は8時50分に高尾山口駅に集合。参加は男女2名ずつでした。8時50分ケーブルカー滝本駅(麓駅)に向かって出発。9時発のケーブルカーに乗ります。ケーブルカーの切符は交通系ICカードで買えますが、改札のタッチ決済はクレジットカードのみです。

 高尾山駅から1号路を歩き始めます。天気は曇り、ときどき雨、強い日差しがないので楽でした。元山岳ガイドをやっていたこともある友人の解説を聞きながらのんびり歩きます。関西方面からだと、高尾山もガイド付きツアーが結構あるとのことです。1号路は全面舗装なので、雨でも問題ありません。

 男坂(急な階段)を登ったところから「苦抜け門・三密の道」を潜り、仏舎利塔のある広場へ。ここはメイン登山路がら少しずれるのでいつも静かなところです。仏舎利塔の回りには、ここだけで百観音(西国三十三、秩父三十四、坂東三十三)を巡ることができるようにもなっています。また薬王院の本尊である飯縄大権現もあり、その前は修験の場にもなっています。

 薬王院あたりから、雨が降ったり止んだりに鳴ってきました。いつもは人が大勢いる山頂も空いていました。ここで、大休止、記念写真を撮ったりします。下山を始めるころになると空気も澄んできていて、登ってきたときには見えなかった、横浜浜や都心の高層ビル群も見え出しました。ただ、江ノ島は見えませんでした。

 下りは5号路、3号路経由で、薬王院大本坊に直接出ることができる裏道(富士見道、頂上への車道)を使いました。現在高尾山は稲荷山コースが倒木の危険のために通行止め、6号路は登専用になっています。

 大本坊裏にある弁洞窟を探検してみました。天井が低く、かがみ込みながら進みます。狭いので結構深く感じます。

 大本坊にはもう食事だけのメンバーほとんど他集まっていました。最終的にはここで6人と合流、全員で10名(男女6:4)でした。最初に冷房の効いた広い待合室の案内され、しばらく待って食事の部屋へ。グループだけの部屋なので気楽です。この日は他の団体は1組だけ、全体にも空いているようでした。

 食事は高尾膳(4,400円、お酒別)です。残念なのは膳の中身の説明がなかった(あるいは説明書が添付されていなかった)ことです。

 食事の後はケーブルカーで下山。高尾山口駅で自然解散となりました。

 この日は昼ころに京王線の電車が倒木と衝突するという事故がありました。そのために電車は府中から先が不通になっていました(19時過ぎまで不通だったようです)。仕方ないので、府中から歩いて帰ることにしました。最初は品川街道(現在の品川通りのもととなった道、奥多摩の木材を筏にして江戸湾に運んだ筏乗りたちが帰りに使った道、現在でも府中の大國魂神社の神官が神事に用いる海水を品川沖で汲んで運んでくる道です)、そしてちょっと外れて府中市の白糸台に残る掩体壕(アルバム参照)を見学したりしました。

 旧甲州街道の上石原(西調布)あたりで、そうだここからなら家の近くを通るバスがあったと思い、それを待ったのが敗因、京王線が不通なので、とうぜんJRや小田急にバスで出ようとする人が殺到し、バスは遅延に遅延、さらに道路も渋滞ということで、府中からなら1時間半もあれば歩いて帰宅できたのに、2時間半以上かかってしまいました。お疲れ。

時程表
09:00 滝本駅(麓駅)
09:10 高尾山駅
09:30 仏舎利塔広場
09:45 薬王院
10:30 高尾山山頂
11:15 大本坊着
13:45 大本坊発
14:05 高尾駅
14:20 滝本駅

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2025年8月記

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