小仏城山〜高尾山

 2019年11月7日、小仏城山北東尾根から城山に登り、一丁平・もみじ台を経て高尾山、4号路から琵琶滝経由で高尾山口に降りました。

 最寄り駅の高尾山口行き始発に乗って、高尾発小仏行き(6時12分)にぎりぎりセーフ。ほとんどの乗客は病院前で降り、蛇滝(じゃたき)で二人の登山者(蛇滝コースも通行可能?)、日影で残り全員(3名)がおります。2人はお仕事のようで下流側に歩いて行きました。日影沢は基本通行止め、ただ登ろうとしているのは小仏城山北東尾根なので大丈夫だろうと思って来たのでした。どうしてもダメなら、ここから高尾行きのバスに乗って小名路(国道20号)まで戻って、そこから高尾山口に行けばいいかと。念のために、帰りのバスの時刻表を撮影しておきました。

 6時半ころに、バス停から少し上流にある日影沢林道入り口に到着。たしかに通行止めになっています。でも、歩行者なら通れそう。しばらく行くのまた通行止め。その少し先の右側に「復元中!消えた花のいま」という看板があり、指導票はありませんがここが小仏城山北東尾根コースの入り口です。ただ、河原に降りて向こう岸に渡ったところの道崩れています。でも、その上に続く道は見えています。どこか楽に渡渉できて道に出られるところはないかと少し上流側に行って見ましたが、いい場所はありません。結局元に戻って河原に降り、渡渉して少し下流側の登れそうなところを上に生えている笹をつかんでよじ登りました。少し藪漕ぎをして登山道に出ます。

 ここから先はどんどん沢から離れていき、さらには尾根道になるので、予想通り道は痛んでいませんでした。少し苦しい登りもあっても、基本はだらだらした登りが続きます。とりあえず621mのピークを目指します。見えているピークがそれかと思って登ると、先にまたピークが見えるといういつものパターン。ようやく621mのピークに着きました。だれかがここを「(仮称)日影沢ノ頭」と提案しているようです。まだ先にピークが見えるので、結局ここでは休まずに、次のピークへ。ここは東京農工大同窓会の記念植樹の場所でした。ベンチも設置してあります。ただ、ここまで来てしまえば小仏城山はもう近い。結局歩き続けることにしました。最後の坂を登ると、日影沢林道にでます。林道には通行止めのロープが張ってあり、その内側に出たのでした。この林道は、城山頂上のパラボラアンテナのメンテナンス道路でもあるので、早急に復旧すると思います。

 ここからは舗装された林道を上ります。頂上直下にはトイレがありますが、あまり使えない状態です。頂上(670.3m)には8時に到着。広い頂上広場にはまだ誰もいない、この日の一番乗りのようでした。登ってきた側は関東平野が見えますが、霞んでいてよくわかりません。頂上の反対側からは富士山がよく見えます。しばらくすると、高尾山側から三々五々登山者が登ってきました。

 次はまず一丁平の展望デッキを目指します。結構下り、最後に少し登り返すと展望デッキです。展望デッキを登るところから分岐する、北側の巻き道を少し入ったところがシモバシラの群生地です。展望デッキに登ると、一人が炊事をしていました。この日の展望は素晴らしい。ほんの少しだけですが、南アルプスも見えます。ただ、前の木々が生長してきたので、少し視界が遮られるところも出てきました。だんだん人がやってくるようになりました。

 ふだんは巻いてしまうもじじ台も登っていました。登りにさしかかるところが大垂水(おおたるみ)峠の分岐ですが、通行止めになっていました。もみじ台の巻き道は北側と南側にあります。南側富士見台園地経由、でも、最近は木々が生長したためにここからは富士山が見えなくなってしまっています。また、また分岐の少し手前に萩原作業道の入り口があります。「通行注意」と出ていたので通行できそうです。もみじ台へは意外と登りが長い。もみじ台には茶店もあります。ここも冬至のときはダイヤモンド富士狙いの人で大変な混雑になります。たしかに富士山が綺麗に見えます。ここからの下りは短い。

 下ったところは頂上を周回する5号路です。ここから頂上への直登できますが、きついので、5号路の北側の巻き道で1号路に出ます。1号路と合流すれば頂上まではすぐです。頂上(599m)は9時15分。すでに頂上にはかなりの人がいます。頂上広場の端にある展望台からも丹沢・富士山がよく見えます。ただ、木々に隠れて南アルプスは見えません。

 下りは一時閉鎖されていた4号路を使いました。吊り橋(みやま橋)コースです。途中で交差するいろはの森コースは通行止めになっていました。この間の大雨のためか、いつもは涸れ沢のみやま橋下の沢に水が流れています。途中、大木が倒れた勢いで道がふさがれた跡がありますが、復旧していました。1号路と合流する直前に蛇滝コースの分岐があります。通行止めになっていないので通れそうです。1号路と合流したところは薬王院の浄心門です。たこ杉やサル園を通過すると十一丁目茶屋です。茶屋の窓側からは関東平野・都心の素晴らしい展望が得られます。でも、茶屋に入らなくても横からも展望があります。この日は霞んでいました。

 ここはまた分岐になっていて、ケーブルカーの駅(左)とリフトの駅(右)です。右を使ってもケーブルカー駅に行けます。またここは琵琶滝へ降りる道の分岐(病院道コース)でもあります。琵琶滝目指して降りることにします。かなりの急降下です。あと少しで琵琶滝というところ(石仏広場)が病院(東京高尾病院)を抜ける近道と、琵琶滝から6号路に合流する道の分岐です。琵琶滝に向かいました。途中でアサギマダラに出会えたので正解でした。滝はふだんより水量がありました。

 6号路はここ琵琶滝から先がまだ通行止めになっています。琵琶滝から少し下れば、病院へ向かう舗装路と合流です。あとは舗装路を下ってケーブルカー駅へ。手前に、大雨でも大丈夫だった稲荷山コースの分岐があります。ケーブルカー駅は10時45分ころ。食糧を持ってこなかったので、ここで昼食を思っていましたが、まだ早すぎでした。11時まで少しぶらぶらして、食堂・お土産やさん街の中の橋詰亭というところで、冷やし天とろろそば(1,400円)と生酒(900円)という豪華な打ちあげを行ったのでした。おいしい。そして、天とろろそば1,400円は、深大寺周辺のおそば屋さんと比べると、コストパフォーマンスが高いと思いました。

 高尾山周辺の登山道は、まだ閉鎖が続いている、バスが終点まで開通していないところもあるので、出かける際は注意が必要です。

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