高水三山

2025年6月5日(木)、高水三山を回ってきました。

 高水三山は奥多摩の入門コースといわれ、また、鉄道の駅から出発、別な駅に出られるという奥多摩では数少ないコースです。高水山(759 m)、岩茸石山(793 m)、惣岳山(756 m)の3つで高水三山といい、この順に回ります。

 最寄り駅の始発電車に乗ると、乗換であまり待たされることはなく。7時6分にJR青梅線軍畑(軍畑)駅に着きます。

 身支度を調え出発。最初大きな車道沿い、しばらく歩いて左に分かれる平溝通りを高源寺まで。ここに簡易トイレがあります。さらにしばらく行き、堰堤下から登山道です。堰堤脇の登りがきつい。さらに沢〜尾根に出るまでもきつい。尾根に出ても少しきつい。傾斜がなくなるとこんな所に立派なお寺という高水山j常福院があります。じつはここまで裏から車で入れます。以前は常福院をパスして高水山へ直登できたのですが、このルートは閉鎖されていました。

 高水山の頂上は展望がないし、金網で覆われた施設があるので長時間いるような場所ではありません。休むならその手前の東屋の方がいいです。

 高水山からは急降下、しばらくは平らな道になりますが、岩茸石山手前から急登です。傾斜が緩くなれば頂上は近い。頂上は東〜北〜西の展望があります。この日は霞んでいて都心方面はほとんど見えませんでした。頂上にはベンチが数個、さらに進んだところにもベンチがあります。頂上〜まっすぐ進んだトロに踏み跡がありますが、危険(崖上)なので、入れないようになっています。

 最後のベンチから左に曲がるかたちで道が続いています。最初は急降下。しばらく行くと傾斜が緩くなります。さらに行った左側、木々を伐採した所に出ます。ここからは歩いてきた高水山〜岩茸石山がよく見えます。また、伐採した後に植林したみたいで、シカ除けのネットが万里の長城のように囲っています。

 さらに少し行くと、惣岳山への登りと巻道の分岐。惣岳山は登っても成功報酬(展望)がありませんが、とりあえず上ることにしました。かつての登山路はもっと右側の滑りやすい土の部分だったと思います。現在は最初は岩場(手も使う急登)です。下を見ると結構高度観があります。入門コースという割には厳しい。岩場が終わると短い急登で頂上に出ます。

 頂上には青渭神社奥の院があります。しかし展望はないしベンチもない。また、延喜式神明帳の青渭神社はこちらなのか、調布市なのかはわからないようです。

 頂上〜先も急降下。こちらは岩場でなく、滑りやすい土の急降下です。真名井神社(湧き水)まで降りると傾斜は緩くなります。いくつかの小ピークを越え、いくつかある高圧線の鉄塔、多摩川再三線5をすすギルトまた急降下。でもやっと家々の屋根が見えてきます。竹藪が出れば、御嶽駅側の登山道入り口、慈恩寺に出ます。

 JR青梅線の踏切を渡ったところにある玉川屋で一人反省会を持ったのでした。

 帰りの電車は御嶽駅発13時32分、13時台はこれしかないのでした。

 人気のコースなので、それなりに人に会います。登りは二人抜かし、高水山頂上で一人。あと、岩茸石山以降はすれ違い、惣岳山の下りでは女性だけ15人くらいのパーティともすれ違いました。逆コースの方がきついと思います。

 昭文社登山地図ではコースタイム4時間、この日は4時間45分かかりました。年齢的にそんなものでしょう。

時程表(4時間45分、標高228 m〜790 m、距離9.5 km)
07:20 軍畑駅
07:50 登山道入り口
09:00 高水山
09:40 岩茸石山
10:30 惣岳山
12:05 御嶽側登山道入り口

cover2025605.jpg (313528 バイト) 左の画像をクリックすると、この日のアルバム(google photos)が開きます。
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上の地図をクリックすると行程をgoogle mapでご覧いただけます。 上の図をクリックするとgoogle earthで行程をご覧いただけます。行程上で右クリックして出てくるメニューの「高度プロフィル」を選択すると、下のような行程の断面図が得られます。

2025年6月記

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