石射太郎山から高宕山

2017年3月29日、房総の石射(いしい)太郎山から高宕山に行ってきました

 高校のハイキングクラブのメンバーから、高宕山も面白いと聞いたので行ってきました。自宅を6時15分ころ出発。この時間に出ると首都高の渋滞もまだそれほどではなく、1時間くらいで海ほたるに着きました。問題は館山道君津ICを下りた後です。登山道に通じる林道高宕線がカーナビに表示されません。仕方ないので、近くと思われる君津市立清和中学校をまず目指します。林道の入り口らしきものは見つかりません。国道465線を道なりに行くと、辻森郵便局がありました。ここで聞けばいいかと思って寄ってみたら、廃止されてしまったようで扉が閉まっていました。清和県民の森までいけば何か手がかりがあるだろうと、そこを目指しまず。かなり遠い、でも案内板があったのでデジカメで写真を撮っておきました。結局辻森郵便局(跡)より先まで戻り、清和中学校手前に林道に通じる道の分岐がありました。

 林道高宕線は、林道といってもきちんと舗装された道で、だいたいすれ違いも可能なほどの幅員があります。駐車場は通行止めになっている墜道の手前にあります。着いたのは9時半ころでした。登山道は墜道の手前の階段から始まります。ここには天然記念物である高宕山のニホンサルの説明などがあります。階段の多い道を登り、かつて石切場だったような場所を過ぎると、マザー牧場への分岐です。マザー牧場への道は崩壊したとこのことで、通行止めでした。

 分岐から石射太郎山はすぐです。頂上直下には現在使われていない小屋があり、その前にベンチが置いてあります。展望もあり気持ちのいい場所です。ここから高宕山まではだいたい稜線歩きになります。岩がむき出ているところもあり、前日の雨で濡れているので滑りやすい。しばらく歩くと長い階段が見えてきます。ここは高宕観音。岩の中に社殿が埋め込まれるように建てられています。くりぬいた岩と社殿の間は通れるようになっていたので、後ろ側を一周して反対側に出たら、そこで休んでいた登山者に「サルかと思った。」といわれてしまいました。

 登山道は社殿の前を通り抜け、さらに岩をくりぬいた“門”をくぐって続いています。ここらはロープを垂らしてある場所や、梯子が立てかけてある場所など厳しいところが続きます。最後に崖の縁を回り込み、頂上直下の梯子を登ります。頂上(330m)着いたのは、11時15分ころでした。頂上にはすでに二人いて、食事も終わり下山するところでした。

 頂上は360°の大展望、ただ残念ながら雲が多く遠景は見えませんでした。きょうのお昼はカップ天そばにしました。そのうちもう一人登ってきましたが、しばらく展望を楽しんでそのまま引き返していきました。食事したり、写真を撮ったりしてのんびりした後、11時40分ころ下山を開始しました。頂上直下で、これから登る人とすれ違い、以後何人かとすれ違いました。

 駐車場に戻るのに、観音手前の分岐から林道高宕線に直接降りる道もあるのですが、危険という看板があったので、元来た道をそのまま引き返すことにしました。駐車場に戻ったのは、13時ころでした。

 このまま戻ってもなんなので、千葉三大ラーメンの一つという竹岡の梅乃家を目指すことにしました。ところが行ってみたら臨時休業でした。保田漁港のばんやにでも行こうかとも思ったのですが、結局帰ることにしました。何気なく入ろうとした海ほたるが駐車場空き待ちで大行列。さらに首都高環状線も大渋滞、家に戻ったのは17時ころでした。

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2017年3月記

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