平標山

　前日の6月17日(土)の14時ころ職場を出て、関越道湯沢ICで降ります。国道17号とぶつかるところにあったコンビニで食糧＆お酒をゲット。あとは17号を三国峠方面に走って、平標山登山道入り口にある大きく立派な駐車場(自動点灯トイレ付き）に車を入れます。18時ころになっていました。先客が2台。1台は釣り客で、近頃の雨で増水した川を見て、早々に引き上げてしまいました。もう1台は登山パーティの車で、下山してきた人に山の様子を取材しました。彼らも引き上げてしまって、残ったのは私の車1台。

　夜は調理が面倒なのでカップラーメン＆ビール、そうこうするうちにもう1台がやってきました。それでも広い駐車場の端と端に駐車したので、ほとんど一人状態です。今回は久しぶりに更新したダウン・シュラフ（－１3℃まで、910g）とトレッキングシューズのテストも兼ねています。20時前には寝てしまいました。

　2時ころ目が覚めましたが、少し雨が降っています。暖かいシュラフでぬくぬくしていたらもう一度寝てしまって、結局起きたのは4時前。まだ暗い中、朝食や登山の準備を始めます。5時前に、もう1台車がやってきました。

　雨も止んだ5時から登山開始。駐車場のポストに入山届けを出します。川を渡り、一端車道に出て少し歩いてから、本格的な登山道に入ります。最初は急登。ともかく1回目の目標である巨大鉄塔を目指します。鉄塔は6時ころ。靴紐などを締め直します。このあたりからまた雨が降り出したので、雨具をつけます。雨具も防水＆撥水をやり直したのですが、いまいちです。更新の時期かもしれません。

　急登はさらに続きます。森林限界を超え、ようやく平標が見え出すと、道もなだらかになり、また高山植物が現れ始めます。振り返ると雪がたくさん残っている苗場も、ときどき雲の間から登場します。平標山（1983.7m）は8時半ころに到着。少し休んで、そのまま仙の倉を目指します。平標手前から仙の倉までの道はロープでしっかり区切られて、また木の階段などが整備されています。このあたりは高山植物の群落があるので、その保護の意味も強いようです。

　仙の倉山（2026.2m）は9時20分。頂上の案内板を見ると大変に眺望のいい山のようですが、この日は雨雲のためにそれほどでもありません。ただ雨雲といっても、結構高い雲なので、それなりの雄大な光景は見られます。記念写真を撮ったりして少しのんびりしていたら、5人組のパーティがきました。

　9時35分ころ下山開始。雨が強くなってきたので、一眼レフをしまい、以後コンパクトデジカメで写真を撮ることにしました。平標山下のベンチでおやつの時間にしようと思っていたのですが、団体さんに占領されていたので、平標山に登り返しました。頂上は10時20分でした。テルモスに入れておいた熱いミルクコーヒーとコッペパンのおやつです。

　10時40分ころ下山開始。平標肩の小屋を目指します。こちらは笹の道。こちら側も登山道は大変に整備されています。小屋に着いたのは11時。小屋は素泊まり3,000円、二食付き6,500円ということです。小屋の後ろは展望に優れています。沢にはまだ大量の雪が残っていました。ここから森の中の平元新道を一気に下ります。

　11時50分に林道の登山道入り口につきました。ここからは長い林道（岩魚沢林道）歩き。途中からは高級別荘地になりました。最後にこれまたとても立派な三国小学校に出ればもう駐車場はすぐそこです。駐車場に戻ったのは、12時40分でした。出発したときは3台しかなかった車も、駐車場が満員になるほどになっていました。マイクロバスも数台止まっていました。平元新道は短調だし、長い林道歩きもありますが、登山に使った松手ルートを下ったら、登る人とのすれ違い渋滞になっていたでしょう。その点、平元新道はすいていました。

　最後に少し湯沢側に戻ったところにある宿場の湯で温泉に入り、ついでにそこでラーメンを食べてしまいました。13時半に出発。帰りは三国峠経由で月夜野ICから関越道に乗りました。新座料金所からは渋滞で、自宅に着いたのは18時でした。いつも所沢ICで降りようか迷うところです。

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駐車場の登山道入り口。	ツリガネツツジ	高さ120mという巨大鉄塔。	ハクサンチドリ	ハクサンイチゲ

イチゲの群落	平標山の山頂	雨に濡れたハクサンコザクラ	シャクナゲ	苗場を振り返る

仙の倉山頂	平標から仙の倉の稜線。背景は苗場。	のどかな稜線。両側はお花畑。ベンチに登山者が見える。	仙の倉を振り返る。	平標肩の小屋

平標山（たいらっぴょう）と仙の倉山