浅間嶺

 2019年1月10日、払沢(ほっさわ)の滝と浅間(せんげん)嶺に行ってきました。

 家を4時40分ころ出たら、払沢の滝の駐車場に6時前に着いてしまいました。駐車場には他の車がありません。まだ真っ暗、星がよく見えています。6時半ころまで待機します。車の温度計は-5℃です。少し明るくなってきた6時半ころから行動開始、登山靴に履き替えて滝を目指します。滝はかなり凍っていました。でも、気温はマイナスですが、氷盤の崩落が起きています。-5℃ではまだ全面結氷にはならないようです。過去の記録を見ると、-7℃以下の日が数日続かない全面結氷しないようです。それでも誰もいない滝を独り占め。

 払沢の滝入り口バス停発数馬行きのバスは7時43分なので、それに合わせて一旦駐車所に戻り、三脚を車に置いて、ザックを取り出してバス停に出ました。かつては本宿まで行かないと数馬行きのバスに乗れなかったのですが、最近はここまで入るようです。バス停の前後に檜原小学校・中学校があるので、路線バスですがその通学バスにもなっているためだと思います。かなりの数の小中学生が降りました。この7時43分のバスを逃すと次は9時28分になってしまいます。

 払沢の滝入り口から浅間尾根登山口までは約30分、650円になります。途中人里(へんぼり)とか、笛吹(うずしき)などの難読地名のバス停があります。浅間尾根登山口バス停には小さな待合室と、少し離れたところにトイレもあります。8時半ころから歩きは始めました。早朝は晴天だったのに、曇りになってしまいました。食事や宿泊もできるらしい浅間湯(12月20日〜2月末まで冬期休業中)までは舗装道路を歩きます。その先の山道は、先日の人里からの登りほどきつい傾斜ではありません。9時20分ころに、風張り峠からの道と合流し、ここからはゆったりとした尾根歩きになります。この尾根道はかつて数馬まで行くメインルート(産業道路)だったのです。昔は谷底の道よりも尾根道の方が管理がたやすいために、尾根道が使われていたところが多いと思います。

 少し左側が急に落ち込んでいるところもありますが、気をつけて歩けば問題ない道です。ただ、雪の季節はちょっと怖いかもしれません。先日登った人里からの道と合流すれば最高地点(903m)や休憩所・展望台も近い。休憩所には四阿、ベンチ、トイレもあります。そこから少し登った展望台にもベンチがあるので、そこで大休止。10時45分頃でした。快晴とはいきませんが、富士山も含めてまわりの山々が見えるようになってきました。カップラーメンのおやつ。11時40分ころまでやすんでから出発。

 出発しようとしたら女性の二人組が登ってきました。下山の途中にカタクリの群落という看板があります。そこからしばくく行くと道は谷に入って行きます。河床みたいな所を歩く感じ。登ってくる女性二人組とすれ違いました。山の中で出会ったのは合計4名ということになります。ようやく昨年末に廃業してしまった山の中のおそば屋さん(土日祝日だけの営業)の”みちこ”に出ます。ここまでくれば時坂(とっさか)峠は近い。ここが最後の奥多摩方面の展望が得られる場所です。ここの茶店は営業しているかどうかわかりません。道は車も通れる舗装路になります。遥か下まで集落が続いていて、歩道が九十九折れに間を縫っているのが見えます。います。しばらく歩くとトイレの所から先ほど見えていたショートカットの道に入ります。一度車道に出ますが、またショートカットの道に入れます。かつてはメイン道路だったようです。

 ようやく駐車場に戻ったのは13時ころでした。駐車所の近くの”ひのはら四季の里”が営業していたら何かをそこで食べようかと思っていたのですが、営業していませんでした。少しくだってバス道路脇の”ちとせ屋”で豆腐やおからでつくったドーナツを買いました。さらに五日市の近くの野崎酒造で“喜正”も買い込みました。帰りの道も渋滞がなくスムーズでした。

 帰ってから払沢の滝の結氷率を見たら35%とありました。この結氷率のページは少し探しにくいです。檜原村観光協会のページ→払沢の滝冬祭り→(下の方に)2019年払沢の滝結氷率とあるので、そこから結氷率のページ(http://hinohara-kankou.jp/keppyou2019/)に入ります。この数字”2019”を変えると2016年までの結氷率がわかります。また、2001年〜2014年までの最大結氷率はhttp://hinohara-kankou.jp/2015-hossawa-winter.fes.htmlで見られます。それを見ると、2015年はわかりませんが、全面結氷(結氷率100%)になったのは2006年と2018年だけのようです。

2019年1月記

fujisan.jpg (103482 バイト) 左の写真をクリックすると、この日のアルバムをご覧いただけます。
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左の写真をクリックすると、払沢の滝入り口〜浅間尾根登山口までのバス前面展望動画をご覧いただけます。
上の図をクリックすると、この日の行程をgoogle mapでご覧いただけます。赤が歩いた部分です。
紫色が払沢の滝見学、水色が路線バス、赤色が歩程です。
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行程上で右クリックすると出てくるメニューの中の「高度プロフィル」を選択すると、下のような行程の断面図を得られます。

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