石老山

 2005年3月26日(土)、天気予報が晴れだったので、思い切って石老山行ってきました。この季節は花粉が心配なのです。でも、せっかくの青空の予報です。家でパソコンに向かうのは虚しい。そこで、お手軽な石老山を目指しました。

 例によりJR高尾06時15分発松本行きの鈍行(ボックスシート)に乗り、相模湖駅まで(190円)。列車は06時23分に相模湖駅着、三か木行きバスが06時30分、とうまく接続しています。石老山入口到着は06時40分ころ(190円)。

 バスから降りるとまず「石老山」の大きな看板。その案内に従って石老山顕鏡寺を目指します。この寺の名前が山の名前にもなりました。しばらくは車道歩き、相模湖病院の脇に参拝者・登山者用の駐車場もあります。あまり大きな駐車場ではありません。バス停の石老山入口付近にも、有料(1日500円)の駐車場があります。

 ここから男坂をとってお寺を目指します。女坂は車道です。顕鏡寺は結構大きなお寺。ここから急登です。頂上までは何カ所か急登がありますが、それぞれ距離が短いので、少し我慢すれば大丈夫。この山はれき岩の山みたいで、大きな岩塊がたくさんあり、それらには名前が付いています。その説明が少し斜めに構えていておもしろい。「八方岩。…この岩に登れば八方が見えるといわれているが、東南方面が見られるだけである。」など。

 融合見晴台は7時35分ころ。相模湖方面の展望に優れています。そこからは再び登り。頂上手前で一つピークを越えます。頂上(694.3m)は8時5分。雪をかぶった丹沢の山々が近い。その背後には富士山も。記念写真を撮ったり、テルモスに入れておいた温かい飲み物を飲んだり、おやつのバナナを食べたりします。じっとしていると、どんどん体が冷えてきます。結構寒い。そんな中、駆け上って、頂上で少し休んで駆け下りていった人がいました。

 体が冷え切らない8時30分に出発。大明神見晴台を目指します。このルートは尾根道で、木々の間からは稜線の両側も見えます。ところどころ霜柱で滑りやすくなっている坂もあります。いくつかの小さいピークを越えて、大明神展望台は9時5分ころ。先客が一人いました。すごい展望です。ほとんど360°見えます。しばらく展望を楽しみます。

 もう、あとは下るだけ。林道(通行止め)に出たのが9時45分。しばらく行くとキャンプ場です。ここからは舗装道路(一般路)です。鼡坂(ねんざか、旧関所らしい)から相模湖に下ると相模湖駅下への渡し船もあるようですが、この日は運休でした。相模湖ピクニックランド前から相模湖駅方面へのバスは10時5分。バス停到着がこの時間をちょっと過ぎてしまって、次のバスは50分。相模湖駅まで歩いてしまおうか迷っているうちに、ちょっと遅れたバスがやってきました。それに乗って相模湖駅に。相模湖駅から10時25分の高尾行きの電車で帰りました。自宅にもお昼前に戻りました。

 あまり、期待はしていなかったのですが、頂上から丹沢方面の展望と、大明神展望台からの、その名に恥じない大展望に満足しました。お手軽だし。好天の土曜日だというのに、山で会ったのは二人だけという静けさでした。だが、やはり恐れていたとおり、帰りの電車に乗るころから花粉症の重症状が出てつらい。この時期はやめた方がいいのかもしれません。

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懐かしいポストが途中にありました。 石老山顕鏡寺。登山道は山門手前から左に入ります。 融合見晴台から相模湖方面を見ます。 頂上から丹沢とその後ろの富士山。 丹沢を背景に記念写真。
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頂上から、大室山と富士山。 大明神展望台から相模湖。 遙かに奥多摩方面。 雄大な風景の中に富士山も見えます。 丹沢の山々

2005年3月記

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